よろず‐てつごろう【万鉄五郎】
[1885〜1927]洋画家。岩手の生まれ。後期印象派・フォービスムの影響を受け、フュウザン会の結成に参加。しだいに独自の解釈によるキュビスムに傾き、晩年は東洋的な表現主義へと移行した。
らい‐さんよう【頼山陽】
[1781〜1832]江戸後期の儒学者・歴史家・漢詩人。大坂の生まれ。春水の長男。名は襄(のぼる)。字(あざな)は子成。18歳のとき江戸に出て経学・国史を学び、のち京都に上って私塾を開き、梁川星...
ライヒ【Wilhelm Reich】
[1897〜1957]オーストリア生まれの精神分析学者。1939年米国に亡命。性の解放を唱え、フロイトの精神分析とマルクス主義を統合、現代社会における疎外感の解消を訴えた。著「性格分析」「性の革...
ライヘンバハ【Hans Reichenbach】
[1891〜1953]ドイツ生まれの哲学者。論理実証主義の運動と密接なかかわりをもち、米国に渡って科学哲学の発展に貢献、特に確率論理学を研究した。著「確率論」など。ライヘンバッハ。
ラインハルト【Max Reinhardt】
[1873〜1943]オーストリア生まれの演出家。俳優から転じ、ベルリンのドイツ劇場支配人となり、古典から現代劇までを大胆な演出で上演、演出術の可能性を大きく広げた。
ラカトシュ【Imre Lakatos】
[1922〜1974]ハンガリー生まれの科学哲学者。後に英国に渡る。ポッパーの反証主義とクーンのパラダイム論を総合、科学的リサーチプログラムの方法論を提唱した。著「数学的発見の論理」「方法の擁護...
ラグランジュ【Joseph Louis Lagrange】
[1736〜1813]フランスの数学者。イタリア生まれ。変分法を創始し、力学体系を数学的手法で解き、著「解析力学」にまとめた。メートル法の制定にも尽力。→解析力学
らごら【羅睺羅】
《(梵)Rāhulaの音写》出家以前の釈迦(しゃか)と耶輸陀羅(やしゅだら)との間に生まれた息子。釈迦に従って出家し、十大弟子の一人。よく戒律を守り、密行第一と称された。ラーフラ。
ラザフォード【Ernest Rutherford】
[1871〜1937]英国の物理学者。ニュージーランド生まれ。放射線を研究し、原子崩壊説を提唱。α(アルファ)線がヘリウム原子核であることを証明し、中心核をもつ原子模型を提示、さらにα線を当てて...
ラシュディ【Salman Rushdie】
[1947〜 ]英国の小説家。インド生まれ。インドの混沌を、虚構と現実を織り交ぜるマジックリアリズムの手法によって描く。1988年刊の「悪魔の詩(うた)」でムハンマドを冒涜(ぼうとく)したとして...