にった‐よしおき【新田義興】
[1331〜1358]南北朝時代の武将。義貞の二男。関東でしばしば北朝方と戦ったが、足利尊氏(あしかがたかうじ)らに敗れて越後に逃れた。のち、足利方の策により、武蔵国多摩川の矢口の渡で謀殺された。
にんなみ‐どうはち【仁阿弥道八】
[1783〜1855]江戸後期の陶工。京都の人。清水焼を焼いて代々高橋道八を名のる家系の2代目。初代の次男。名は光時。仁和寺宮から「仁」の字を賜り、仁阿弥と号した。新旧の技術を修得し、琳派(りん...
のむら‐ほうてい【野村芳亭】
[1880〜1934]映画監督。京都の生まれ。本名、粂蔵(くめぞう)。長男は映画監督野村芳太郎。日本映画のパイオニア的存在。代表作「清水次郎長」「女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)」「父帰...
のむら‐よしたろう【野村芳太郎】
[1919〜2005]映画監督・製作者。京都の生まれ。映画監督野村芳亭の長男。「張込み」「影の車」「砂の器」など、松本清張の小説を映画化し、評価を得る。製作者としては、山田洋次監督「キネマの天地...
ふじわら‐の‐ただざね【藤原忠実】
[1079〜1162]平安後期の公卿。摂政・関白。二男の頼長を推して長男忠通と対立、保元の乱の一因ともなった。頼長の敗死後、知足院に籠居。日記「殿暦(でんりゃく)」がある。
ふじわら‐の‐ためいえ【藤原為家】
[1198〜1275]鎌倉前・中期の歌人。定家の長男。別称、中院禅師など。法名、融覚。父の歌風を継ぎ、御子左家(みこひだりけ)を確立。阿仏尼はその後妻。「続後撰集」「続古今集」を撰進。歌論書「詠...
ほうじょう‐うじまさ【北条氏政】
[1538〜1590]戦国時代の武将。氏康の長男。武田信玄・上杉謙信の攻防に連携・対抗しながら領土を確保した。晩年、豊臣秀吉に小田原城を包囲され、敗れて自刃。
ほうじょう‐しげとき【北条重時】
[1198〜1261]鎌倉前期の武将。義時の三男。六波羅探題・連署を歴任して、執権北条時頼を補佐。のち出家。彼の残した「北条重時家訓」は、後世の武家家訓のもととなった。極楽寺殿。
ほうじょう‐ときふさ【北条時房】
[1175〜1240]鎌倉前期の武将。時政の三男。義時の弟。承久の乱に北条泰時とともに上洛し、鎮定に当たった。のち、鎌倉に帰り、泰時を助けて執権政治の基礎を固めた。
まつかた‐まさお【松方正雄】
[1868〜1942]実業家。鹿児島の生まれ。正義の四男。米国で教育を受け、帰国後は関西財界で活躍。昭和10年(1935)大阪野球倶楽部(クラブ)(阪神の前身)の初代会長に就任。プロ野球の発展に...