アジソン【Joseph Addison】
[1672〜1719]英国の随筆家・政治家。18世紀随筆文学の興隆の祖。スティールと共同で「スペクテーター」紙を創刊。
カール【Eric Carle】
[1929〜2021]米国の絵本作家。色紙を切り張りするコラージュの手法を用いて、動物や昆虫などを描いた作品を数多く残した。作「はらぺこあおむし」「パパ、お月さまとって!」など。
さんとう‐きょうでん【山東京伝】
[1761〜1816]江戸後期の戯作者・浮世絵師。江戸の人。本名、岩瀬醒(いわせさむる)。通称、京屋伝蔵。浮世絵を北尾重政に学び、北尾政演(まさのぶ)と名乗る。のち、戯作に筆をふるった。寛政の改...
しきてい‐さんば【式亭三馬】
[1776〜1822]江戸後期の草双紙・洒落本・滑稽本作者。江戸の人。本名、菊地久徳。本屋に奉公し、のち薬屋を営んだ。江戸庶民の町人気質を会話を主にして描写。滑稽本「浮世風呂」「浮世床」、合巻「...
しば‐ぜんこう【芝全交】
[1750〜1793]江戸後期の黄表紙作者。江戸の人。本名、山本藤十郎。遊里や歌舞伎に取材して、こっけいで洒脱に富んだ作品を著した。作「大悲千禄本(だいひのせんろっぽん)」など。
しばた‐ぜしん【柴田是真】
[1807〜1891]幕末から明治の漆芸家・日本画家。江戸の人。通称、順蔵。蒔絵(まきえ)に新境地を示したほか、和紙の上に色漆で描く独自の漆絵を創始。作「茨木童子図額」など。
じっぺんしゃ‐いっく【十返舎一九】
[1765〜1831]江戸後期の戯作者。駿河の人。本名、重田貞一。初め江戸に出て、のち大坂に行き、浄瑠璃の合作で文筆活動を始めた。江戸に戻り、洒落本・黄表紙などを書き、滑稽本「東海道中膝栗毛」で...
ジョレス【Jean Léon Jaurès】
[1859〜1914]フランスの政治家・社会主義者。1904年、ユマニテ紙を創刊し、統一社会党結成に尽力。第一次大戦の危機にあたって反戦運動を展開し、開戦直前に国粋主義者に暗殺された。著「社会主...
セビニェ【Marie de Rabutin-Chantal, marquise de Sévigné】
[1626〜1696]フランスの女流作家。通称、セビニェ夫人。夫は侯爵で、若くして未亡人となったが、結婚した娘にあてて書いた1500通に及ぶ手紙は、書簡文学の傑作とされる。
たかむら‐ちえこ【高村智恵子】
[1886〜1938]洋画家・紙絵作家。福島の生まれ。夫は詩人・彫刻家の高村光太郎。雑誌「青鞜」の表紙絵などを描く。命日は光太郎の詩「レモン哀歌」にちなみ、レモン忌という。