グロティウス【Hugo Grotius】
[1583〜1645]オランダの法学者。国家や宗教の枠組みを超えた自然法的合理主義に基づく国際法を体系化し、自然法の父、国際法の祖とよばれる。著「戦争と平和の法」「自由海洋論」など。
グロテウォール【Otto Grotewohl】
[1894〜1964]ドイツの政治家。社会民主党員としてナチス時代は地下運動に従事。第二次大戦後、同党左派を率いて共産党と合同、社会主義統一党を結成してドイツ民主共和国(東ドイツ)成立とともに首...
ぐんじ‐しげただ【郡司成忠】
[1860〜1924]軍人・探検家。東京の生まれ。名は「なりただ」とも。幸田露伴の兄。海軍大尉。報効義会を設立、北千島占守(しゅむしゅ)島に上陸して開発に当たった。日露戦争後、海事・国防思想の普...
けいさい‐えいせん【渓斎英泉】
[1790〜1848]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。姓は池田、名は義信。遊女・芸妓(げいぎ)に取材した濃艶・退廃的な美人大首絵(おおくびえ)を得意とした。池田英泉。
けいざん‐じょうきん【瑩山紹瑾】
[1268〜1325]鎌倉後期の曹洞宗の僧。越前の人。諡号(しごう)、仏慈禅師・常済大師。永平寺の孤雲懐奘(こうんえじょう)について得度、ついで徹通義介に師事し、その法を継いだ。能登に総持寺を開...
けいしんのう‐えききょう【慶親王奕劻】
[1836〜1916]中国、清朝の皇族・政治家。乾隆帝の曽孫。義和団事件で李鴻章(りこうしょう)とともに全権として講和条約を締結。1911年、新内閣制度の初代総理大臣に就任、辛亥(しんがい)革命...
けい‐とう【恵棟】
[1697〜1758]中国、清の学者。呉(江蘇省)の人。字(あざな)は定宇。号、松崖。父祖を継いで、漢学を研究し、漢代の易学を復興させた。著「周易述」「易漢学」「九経古義(きゅうけいこぎ)」など。
げいあみ【芸阿弥】
[1431〜1485]室町中期の画家。真芸とも称した。号、学叟。足利義政の同朋衆で、水墨画にすぐれ、父の能阿弥、子の相阿弥とともに三阿弥とよばれる。連歌もよくした。作「観瀑僧図」など。
ゲオルゲ【Stefan George】
[1868〜1933]ドイツの詩人。高踏的詩誌「芸術草紙」を主宰、芸術至上主義を唱えた。詩集「魂の一年」「生の絨毯(じゅうたん)」など。
ゲーテ
《Johann Wolfgang von Goethe》[1749〜1832]ドイツの詩人・小説家・劇作家。小説「若きウェルテルの悩み」などにより、シュトゥルム‐ウント‐ドラング(疾風怒濤(し...