いしかわ‐さんしろう【石川三四郎】
[1876〜1956]社会主義運動家。埼玉の生まれ。「万朝報(よろずちょうほう)」記者から平民社に入り、「平民新聞」発刊に協力。安部磯雄・木下尚江らとキリスト教社会主義の雑誌「新紀元」を創刊。無...
のろ‐えいたろう【野呂栄太郎】
[1900〜1934]経済学者。北海道の生まれ。慶大在学中から労働・社会運動に参加し、日本共産党に入党。「日本資本主義発達史講座」を企画・編集して講座派を主導。党中央委員として地下活動中逮捕され...
はやし‐たつお【林達夫】
[1896〜1984]評論家。東京の生まれ。自由主義的な思想家として、政治・思想・文化の動向に鋭い批判を加えた。平凡社の「世界大百科事典」編集長。著「思想の運命」「歴史の暮方」「共産主義的人間」など。
ひの‐とみこ【日野富子】
[1440〜1496]室町幕府8代将軍足利義政の妻。実子義尚(よしひさ)の将軍就任を企て義政の弟義視(よしみ)と対立し、応仁の乱の端緒をつくった。京都諸口の関所の設置、そのほか幕政に深く関与した。
ヘイデンスタム【Carl Gustav Verner von Heidenstam】
[1859〜1940]スウェーデンの詩人・小説家。ロマン主義的、理想主義的作風で祖国への愛をうたった。1916年ノーベル文学賞受賞。詩集「巡礼と遍歴の歳月」、小説「カロリーネナ」など。
べんけい【弁慶/辨慶】
[?〜1189]鎌倉初期の僧。幼名、鬼若。号、武蔵坊(むさしぼう)。義経記・吾妻鏡・平家物語などによれば、熊野の別当の子で、兄頼朝と不和になり奥州に落ちる源義経に従い、安宅(あたか)の関で...
ミル【Mill】
(James 〜)[1773〜1836]英国の哲学者・経済学者。ベンサムの功利主義を継承。著「英領インド史」「経済学綱要」。 (John Stuart 〜)[1806〜1873]英国の哲学者...
メーヌ‐ド‐ビラン【Maine de Biran】
[1766〜1824]フランスの哲学者。本名、フランソワ=ピエール=ゴンティエ=ド=ビラン(François Pierre Gontier de Biran)。観念学派から出発し、主意主義に進ん...
やまもと‐ゆうぞう【山本有三】
[1887〜1974]劇作家・小説家。栃木の生まれ。本名、勇造。人道主義的な社会劇作家として出発、のち理想主義的な小説を発表。文化勲章受章。戯曲「嬰児殺し」「坂崎出羽守」、小説「波」「女の一生」...
ら‐かんちゅう【羅貫中】
中国、元末・明初の小説家。太原(山西省)の人。名は本(ほん)、号は湖海散人。著「三国志演義」「隋唐演義」「平妖(へいよう)伝」など。「水滸(すいこ)伝」の編者または作者の一人ともいう。生没年未詳。