ボワロー【Nicolas Boileau】
[1636〜1711]フランスの詩人・批評家。フランスにおける古典主義文学理論の確立者。詩集「風刺詩集」、詩論「詩法」など。ボアロー。
マイネッケ【Friedrich Meinecke】
[1862〜1954]ドイツの歴史家。政治史と精神史の総合をめざした。著「歴史主義の成立」など。
マイヤー【Otto Mayer】
[1846〜1924]ドイツの行政法学者。フランス行政法を研究し、実証主義的公法学に基づく行政法学の基礎を築いた。著「ドイツ行政法」など。
まえた‐かんじ【前田寛治】
[1896〜1930]洋画家。鳥取の生まれ。フランスに留学し、クールベやアングルに傾倒。独自の写実主義を目ざしたが、しだいに主観表現に向かった。
まえだ‐ゆうぐれ【前田夕暮】
[1883〜1951]歌人。神奈川の生まれ。本名、洋造。尾上柴舟(おのえさいしゅう)に師事。「詩歌」を創刊して、明星派に対抗。自然主義短歌といわれる牧水・夕暮時代を現出した。のち、自由律短歌を提...
まきの‐えいいち【牧野英一】
[1878〜1970]刑法学者。岐阜の生まれ。主観主義的な刑法理論を展開、応報刑主義を批判して教育刑主義を唱えた。文化勲章受章。著「日本刑法」「刑法研究」など。
マクドナルド【Claude Maxwell Macdonald】
[1852〜1915]英国の外交官。1896年駐清(中国)公使となり、義和団事件で活躍、日本の出兵を勧めた。のち駐日大使。
まさき‐ひろし【正木ひろし】
[1896〜1975]弁護士。東京の生まれ。本名、昊(ひろし)。第二次大戦中、個人雑誌「近きより」を刊行し、軍国日本を批判。戦後も人道主義の立場から三鷹事件などの弁護を担当。
まさむね‐はくちょう【正宗白鳥】
[1879〜1962]小説家・劇作家・評論家。岡山の生まれ。本名、忠夫。自然主義作家として、虚無的人生観を客観的に描いた。文化勲章受章。小説「何処へ」「泥人形」、戯曲「安土の春」、評論「作家論」など。
みうら‐やすむら【三浦泰村】
[?〜1247]鎌倉中期の武将。義村の子。通称、駿河次郎。鎌倉幕府評定衆。執権北条時頼とその外祖父安達景盛と対立し、鎌倉の法華堂に立てこもって戦ったが敗死。→宝治合戦