せん‐げんどう【銭玄同】
[1887〜1939]中国の言語学者。本名、銭夏。浙江省呉興の人。日本に留学し、章炳麟(しょうへいりん)に師事。帰国後は国立北京高等師範などで教える。五・四文化革命に参加し、胡適らと「新青年」を...
せん‐しょうあん【千少庵】
[1546〜1614]安土桃山時代の茶人。和泉の人。利休の女婿。母は利休の後妻宗恩。子は宗旦。法号、宗淳。千家を再興、利休の死後不審庵を継いだ。
テレサ‐デ‐ヘスス【Teresa de Jesús】
[1515〜1582]スペインのキリスト教神秘主義者。聖女。アビラ生まれ。修道会カルメル会の改革運動を興し、「跣足(せんそく)カルメル会」を創立した。イエズスのテレジア。著「霊魂の城」「完徳の道...
どうげん【道元】
[1200〜1253]鎌倉前期の禅僧。京都の人。日本曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。諱(いみな)は希玄。比叡山で修学し、のち入宋して天童如浄の法を嗣(つ)いだ。帰国後、建仁寺に住し、京都に興聖...
はくいん‐えかく【白隠慧鶴】
[1686〜1769]江戸中期の僧。臨済宗中興の祖。駿河の人。号、鵠林。勅諡号(ちょくしごう)、神機独妙禅師・正宗国師。信濃飯山正受庵の道鏡慧端の法を嗣(つ)ぎ、故郷の松陰寺に住持した。京都妙心...
はしもと‐がざん【橋本峨山】
[1852〜1900]臨済宗の僧。京都の生まれ。名は昌禎。号、息耕軒。峨山は字(あざな)。鹿王院の義堂などに師事。天竜寺管長。天竜寺再興の功労者。
はなだ‐きよてる【花田清輝】
[1909〜1974]評論家・小説家。福岡の生まれ。現代の変革をモチーフにした評論および芸術運動の組織者として活躍。評論「復興期の精神」、小説「鳥獣戯話」など。
はやし‐じゅっさい【林述斎】
[1768〜1841]江戸後期の儒学者。名は衡(たいら)。字(あざな)は徳詮。号、蕉軒。美濃岩村藩主松平乗蘊の子。幕府の命により、血統の絶えた林家を相続し、林家中興の祖と称される。幕府教学行政に...
はん‐せいだい【范成大】
[1126〜1193]中国、南宋の詩人。呉郡(江蘇省)の人。字(あざな)は致能。号、石湖居士。晩年の「四時田園雑興」60首は、江戸時代によく読まれた。南宋四大家の一人。紀行文「呉船録」など。
ブーバー【Martin Buber】
[1878〜1965]オーストリア生まれのユダヤ人哲学者。ハシディズムの復興に尽くし、ユダヤ・アラブ両民族の共存に努めた。著「我と汝」など。