たいちょう【泰澄】
[682?〜767?]奈良時代の山岳修験者。越前の人。通称、越(こし)の大徳。加賀国白山を開創したと伝えられる。
とおの‐はるか【遠野遥】
[1991〜 ]小説家。神奈川の生まれ。令和元年(2019)、「改良」で文芸賞を受賞し作家デビュー。「破局」で第163回芥川賞を受賞した。
まつなが‐ひさひで【松永久秀】
[1510〜1577]戦国時代の武将。初め三好長慶に仕えたが、奈良に多聞城を築いて主家を滅ぼし、将軍足利義輝を殺して東大寺大仏殿を焼いた。織田信長の入京に際して降伏したが、のち背いて敗死。
まんせい【満誓】
奈良前期の僧・歌人。俗名、笠朝臣麻呂(かさのあそみまろ)。養老5年(721)出家し、元正天皇の命により筑紫の観世音寺を造立。大宰帥(だざいのそち)となった大伴旅人と親交があり、沙弥(さみ)満誓・...
みうら‐ちょら【三浦樗良】
[1729〜1780]江戸中期の俳人。志摩鳥羽の人。通称、勘兵衛。別号、無為庵など。伊勢山田、のち京都に住む。蕪村らと親交を結び、中興俳壇の代表的俳人となった。編著「我庵(わがいお)」、句集「樗...
みずの‐りはち【水野利八】
[1884〜1970]実業家。岐阜の生まれ。スポーツ用品の水野兄弟商会(現ミズノ)を創業。実業団野球大会、関西学生連合野球大会などを中心に各地でスポーツ大会を実施。スポーツ用品の改良・普及に尽力した。
みなみむら‐ばいけん【南村梅軒】
室町後期の儒学者。周防(すおう)の人。天文年間(1532〜1555)の末、土佐に行き、吉良宣経(きらのぶつね)に仕えて朱子学を説いた。土佐南学の祖とされる。生没年未詳。
みやぎ‐みちお【宮城道雄】
[1894〜1956]箏曲(そうきょく)演奏家・作曲家。兵庫の生まれ。7歳ごろ失明。尺八家吉田晴風らとともに新日本音楽運動を起こし、邦楽界の改新に努力。洋楽器との合奏などを試み、また、邦楽器の改...
むねよし‐しんのう【宗良親王】
⇒むねながしんのう(宗良親王)
むもん‐えかい【無門慧開】
[1183〜1260]中国、南宋の臨済宗の僧。杭州良渚(浙江(せっこう)省)の人。月林師観に参じて「無字」の公案によって大悟し、その著「無門関」に第一則として収めた。勅号、仏眼禅師。