マラルメ【Stéphane Mallarmé】
[1842〜1898]フランスの詩人。象徴派の代表者。ポー・ボードレールの影響を受け、独自の手法により純粋詩を追求。詩「エロディアード」「半獣神の午後」「骰子一擲(とうしいってき)」など。
みき‐ろふう【三木露風】
[1889〜1964]詩人。兵庫の生まれ。本名、操。相馬御風・野口雨情らと早稲田詩社を結成。詩集「廃園」によって認められ、象徴派詩人として北原白秋とともに一時代を画した。他に「寂しき曙」「白き手...
みとみ‐くちは【三富朽葉】
[1889〜1917]詩人。名は「きゅうよう」とも。長崎の生まれ。本名、義臣。フランス近代詩を研究、象徴詩や訳詩を発表した。犬吠埼(いぬぼうさき)で溺死。「三富朽葉詩集」がある。
ムンク【Edvard Munch】
[1863〜1944]ノルウェーの画家。愛と死・孤独・不安などのテーマを象徴的に描き、表現主義の先駆者の一人とされる。版画も制作。作「叫び」など。
メルビル【Herman Melville】
[1819〜1891]米国の小説家。捕鯨船に乗り組んで南海の島々を放浪した体験をもとに小説を発表。しだいに思弁的、象徴的な作風へと向かった。小説「白鯨」「ビリー=バッド」など。
メレジコフスキー【Dmitriy Sergeevich Merezhkovskiy】
[1866〜1941]ロシアの詩人・小説家・批評家。ロシア象徴派の指導者の一人で、しだいにキリスト教的神秘主義の傾向を強めた。歴史小説三部作「キリストと反キリスト」、評論「トルストイとドストエフ...
メーテルリンク【Maurice Maeterlinck】
[1862〜1949]ベルギーの詩人・劇作家。象徴主義演劇に新生面を開いた。1911年ノーベル文学賞受賞。詩集「温室」、戯曲「ペレアスとメリザンド」「青い鳥」など。
モレアス【Jean Moréas】
[1856〜1910]フランスの詩人。ギリシャ生まれ。象徴主義の理論的指導者。のち、古典主義へ移行。詩集「スタンス」「情熱の巡礼」。
モロー【Gustave Moreau】
[1826〜1898]フランスの画家。神話や聖書に想を得た象徴的、耽美(たんび)的な世界を描いた。門人にルオー・マチスらがいる。
ラフォルグ【Jules Laforgue】
[1860〜1887]フランスの詩人。象徴派に属し、自由詩の創始者の一人。詩集「最後の詩」、散文「伝説的教訓劇」など。