あおやま‐ぶんぺい【青山文平】
[1948〜 ]小説家。神奈川の生まれ。出版社勤務を経て文筆活動に入る。「つまをめとらば」で直木賞受賞。他に「鬼はもとより」など。
おおむら‐さとし【大村智】
[1935〜 ]化学者。薬学者。山梨の生まれ。微生物から発見した新物質によって、多くの医薬・農薬・生化学研究用試薬の実用化に寄与。このうち、エバーメクチンをもとに開発された、抗寄生虫薬のイベルメ...
おさだ‐ひろし【長田弘】
[1939〜2015]詩人。福島の生まれ。早稲田大学在学中より詩誌の編集に携わり、昭和40年(1965)第一詩集「われら新鮮な旅人」を発表。親しみやすく平易な言葉で、現代社会のありようを描いた。...
かじた‐たかあき【梶田隆章】
[1959〜 ]物理学者。埼玉の生まれ。「ニュートリノ振動」の現象を初めてとらえ、ニュートリノに質量があることを証明した。平成27年(2015)、ノーベル物理学賞受賞。同年、文化勲章受章。
くろかわ‐ひろゆき【黒川博行】
[1949〜 ]小説家。愛媛の生まれ。高校美術教師などを経て「二度のお別れ」でデビュー。綿密な取材にもとづくリアルな描写の推理小説を多く書き、「破門」で直木賞受賞。他に「疫病神」「悪果」など。
たけだ‐ゆりこ【武田百合子】
[1925〜1993]随筆家。神奈川の生まれ。夫は作家の武田泰淳。夫の死後、富士山荘での二人の生活を綴(つづ)った「富士日記」を発表し、田村俊子賞受賞。他に「犬が星見た」「ことばの食卓」など。
つるみ‐しゅんすけ【鶴見俊輔】
[1922〜2015]評論家・哲学者。東京の生まれ。米国ハーバード大学で学んだのち、昭和21年(1946)、都留重人・丸山真男・姉の鶴見和子らと「思想の科学」を創刊。プラグマティズムや論理実証主...
なか‐かずや【中一弥】
[1911〜2015]挿絵画家。大阪の生まれ。本名、福寿(ふくじゅ)。作家逢坂剛の父。小田富弥に師事。昭和4年(1929)直木三十五の小説「本朝野士(やし)縁起」の挿絵でデビュー。以後、歴史・時...
ナッシュ【John Forbes Nash, Jr】
[1928〜2015]米国の数学者。ゲームの理論に関する功績によりノーベル経済学賞受賞。「ナッシュ均衡」の概念で知られる。統合失調症を長く患いながら、数学者としての研究を続けた。
ふなざき‐よしひこ【舟崎克彦】
[1945〜2015]児童文学作家。東京の生まれ。生物学者が空想世界で活躍する「ぽっぺん先生」シリーズで人気を得る。昭和49年(1974)「ぽっぺん先生と帰らずの沼」で赤い鳥文学賞受賞。他に「ピ...