おう‐してい【王士禎】
[1634〜1711]中国、清代の詩人。新城(山東省)の人。本名は士禛(ししん)。号は阮亭(げんてい)・漁洋山人。銭謙益の影響を受け、神韻説を唱え、新鮮な雅趣に富む詩を作った。詩文集「帯経堂集」...
ジョルジョーネ【Giorgione】
[1477ころ〜1510]イタリアの画家。本名、ジョルジオ=ダ=カステルフランコ。盛期ルネサンス、ベネチア派の代表者の一人。人物と自然とを一体となし、情趣に富む詩的な作品を残した。作「三人の哲学...
せん‐けんえき【銭謙益】
[1582〜1664]中国、明末清初の学者・詩人。常熟(江蘇省)の人。字(あざな)は受之(じゅし)。号は牧斎。明・清2朝に仕えたことで批判された。明代の古文辞派などを批判し、詩のもつ気高い趣を重...
ちょうかい‐せいじ【鳥海青児】
[1902〜1972]洋画家。神奈川の生まれ。本名、正夫。春陽会会員、のち脱会して独立美術協会会員。単純な構成、渋い色調の重厚なマチエールにより雅趣に富む画風を確立。
とみた‐けいせん【富田渓仙】
[1879〜1936]日本画家。福岡の生まれ。本名、鎮五郎(しげごろう)。狩野派・四条派を学び、のち富岡鉄斎に私淑。南画の雅趣を根底に自由闊達(かったつ)な画風を示した。作「雷神風神」など。
ののむら‐にんせい【野々村仁清】
江戸初期の陶工。丹波の人。通称、清右衛門。京都御室(おむろ)の仁和寺(にんなじ)門前に窯を築いた。優雅な作風で、蒔絵(まきえ)の趣を応用した色絵陶器を得意とした。京焼の大成者ともされる。生没年未詳。