げんえ【玄慧/玄恵】
[?〜1350]南北朝時代の天台宗の僧。京都の人。字(あざな)は健叟。別号、独清軒。禅宗・宋学にも通じ、後醍醐天皇の侍読をつとめた。のち、足利尊氏に用いられ、建武式目制定に参画。「太平記」の作者...
こうあみ【幸阿弥】
[1410〜1478]室町後期の蒔絵師(まきえし)。本名、土岐四郎左衛門道長。足利義政に仕え、入道して幸阿弥と称す。下絵に土佐光信の大和絵や能阿弥・相阿弥らの作品を用いた。→幸阿弥派
こうあん‐てんのう【孝安天皇】
記紀で、第6代の天皇。孝昭天皇の第2皇子。名は日本足彦国押人(やまとたらしひこくにおしひと)。
こう‐の‐もろなお【高師直】
[?〜1351]南北朝時代の武将。武蔵守。法名、道常。足利尊氏(あしかがたかうじ)の執事として南朝軍と戦い、大功をあげた。のち、尊氏の弟直義(ただよし)と対立、直義を追って一時実権を掌握したが...
ごかめやま‐てんのう【後亀山天皇】
[?〜1424]第99代天皇。在位、1383〜1392。南朝最後の天皇。後村上天皇の皇子。名は熙成(ひろなり)。足利義満(あしかがよしみつ)の呼び掛けに応じ、神器を北朝の後小松天皇に伝えて譲位、...
ごだいご‐てんのう【後醍醐天皇】
[1288〜1339]第96代天皇。在位1318〜1339。後宇多天皇の第2皇子。名は尊治(たかはる)。天皇親政・人材登用など政治の改革に努め、鎌倉幕府打倒を図ったが、正中の変(1324)・元弘...
ごとう‐ゆうじょう【後藤祐乗】
[1440〜1512]室町後期の装剣金工家。美濃の人。名は正奥。通称、四郎兵衛。足利義政に仕え、入道して祐乗と号した。目貫(めぬき)・小柄(こづか)・笄(こうがい)の三所物(みところもの)の意匠...
サイヤン【Louis Saillant】
[1910〜1974]フランスの労働運動指導者。第二次大戦中、対独レジスタンスを指導し、1944年に抵抗全国評議会議長となった。翌年、世界労連(WFTU)発足とともに初代書記長に就任。
さかた‐の‐きんとき【坂田金時】
平安後期の武士。相模足柄山に生まれたと伝えられる。幼名、金太郎。源頼光の四天王の一人。後世の御伽草子などで伝説化され、五月人形となって残る。浄瑠璃・歌舞伎では快(怪)童丸の名で登場する。生没年未...
ささき‐ひろつな【佐佐木弘綱】
[1828〜1891]国学者・歌人。伊勢の人。号、竹柏園。足代弘訓(あじろひろのり)の門下。子の信綱とともに「日本歌学全書」を編集。