アルゲダス【José María Arguedas】
[1911〜1969]ペルーの作家・文化人類学者。幼少期をケチュア系先住民と暮らし、長じて先住民復権運動を推進した。インディオの言語や視点を小説に反映させインディヘニスモ文学の新しい地平をひらい...
いけうち‐ひろし【池内宏】
[1878〜1952]東洋史学者。東京の生まれ。東大教授。朝鮮・満州史および朝鮮の遺跡調査に業績がある。著「満鮮史研究」など。
いとう‐ちゅうた【伊東忠太】
[1867〜1954]建築学者。山形の生まれ。東大教授。日本の古建築や中国・インドの遺跡を調査し、建築史学を樹立。明治神宮・平安神宮・築地本願寺などを設計。文化勲章受章。著「法隆寺建築論」など。
いのうえ‐しんかい【井上真改】
[?〜1682]江戸初期の刀工。日向(ひゅうが)の人。大坂で国貞の跡を継ぎ、2代目和泉守国貞を名のったが、のち井上真改と改めた。2代目津田助広と並ぶ大坂新刀の名工で、その作は大坂正宗と称された。
いまにし‐りゅう【今西竜】
[1875〜1932]朝鮮史学者。岐阜の生まれ。京大教授。内藤湖南に師事。朝鮮半島で多数の古跡・史料を発見した。著「朝鮮古史の研究」など。
おおたに‐くぶつ【大谷句仏】
[1875〜1943]俳人。真宗大谷派の第23世法主(ほっす)。京都の生まれ。名は光演。俳誌「懸葵(かけあおい)」の中心的メンバー。句集に「夢の跡」「我は我」など。
かくぎょう‐ほうしんのう【覚行法親王】
[1075〜1105]平安後期の真言宗の僧。白河天皇の第3皇子。仁和寺(にんなじ)門跡。出家後、親王宣下を受け、最初の法親王となった。
こじま‐たかのり【児島高徳】
南北朝時代の武将。備前の人。元弘の変で隠岐(おき)へ流される途中の後醍醐天皇の行在所に忍び込み、桜の幹に「天莫レ空二勾践一、時非レ無二范蠡一」と記して天皇を励ましたといわれるが、その事跡は「太平...
コズロフ【Pyotr Kuz'mich Kozlov】
[1863〜1935]ロシアの探検家。中央アジア各地を探検し、西夏の遺跡ハラホトなどの古墳・遺跡を発見。カズロフ。
しんこう‐おう【真興王】
[534〜576]朝鮮、新羅(しらぎ)第24代国王。在位540〜576。法興王の跡を継ぎ、伽羅(から)諸国を併合して領土を拡大、その一方で中国に朝貢して新羅を朝鮮半島の強国とした。