あおやま‐たねみち【青山胤通】
[1859〜1917]医学者。岐阜の生まれ。東大教授。伝染病研究所長。癌(がん)研究会を設立。
いのうえ‐つう【井上通】
[1659〜1738]江戸中期の女流歌人。讃岐の人。丸亀藩主の母に仕え、雨森芳洲らと交わった。著「帰家日記」など。井上通女。
おう‐とう【王通】
[584ころ〜617]中国、隋代の学者。竜門(山西省)の人。字(あざな)は仲淹(ちゅうえん)。諡(おくりな)は文中子。初唐の詩人王勃の祖父。官を退いて郷里で多くの門下生を育てた。著「文中子中説」...
おおくぼ‐としみち【大久保利通】
[1830〜1878]政治家。薩摩(さつま)藩出身。討幕派の中心人物で、薩長同盟の推進者。版籍奉還・廃藩置県を敢行し、西郷隆盛らの征韓論に反対。参議・大蔵卿(おおくらきょう)・内務卿を歴任、明治...
おの‐の‐おつう【小野お通】
安土桃山時代の女性。織田信長や豊臣秀吉・秀次らに仕えたという。音曲・書画にすぐれ、浄瑠璃「十二段草子」の作者と伝えられるが、現在では否定されている。生没年未詳。
しゅく‐そんつう【叔孫通】
中国、前漢の儒者。号、稷嗣君。薛(せつ)(山東省)の人。高祖・恵帝に仕え、漢の諸儀法を制定。武帝のときの儒教国教化の基礎をつくった。生没年未詳。
ふじわら‐の‐かねみち【藤原兼通】
[925〜977]平安中期の公卿。師輔(もろすけ)の二男。長兄伊尹(これただ)の病死後、弟の兼家と関白職を争い、関白・太政大臣となった。
ふじわら‐の‐ただみち【藤原忠通】
[1097〜1164]平安後期の公卿。忠実の長男。別称、法性寺殿(ほっしょじどの)。摂政・関白。美福門院と結んで父および弟頼長と対立し、保元の乱の原因となった。書にすぐれて、法性寺流の開祖。漢詩...
やそむら‐ろつう【八十村路通】
[1649〜1738]江戸前期・中期の俳人。姓は斎部(いんべ)ともいう。漂泊ののち芭蕉門下に入る。奇行が多く、同門の反感を買った。編著「俳諧勧進牒」「芭蕉翁行状記」など。
ろつう【路通】
⇒八十村路通(やそむらろつう)