マン‐レイ【Man Ray】
[1890〜1976]米国の写真家・美術家。ダダイスムの運動に参加。ソラリゼーションなどの写真技法を案出する一方、映画・オブジェなどでも多くの実験的作品を発表した。
みしま‐みちつね【三島通庸】
[1835〜1888]内務官僚。薩摩(さつま)の生まれ。福島県令・栃木県令に在任中、地方開発を強行して、福島事件・加波山(かばさん)事件を起こし、自由党員を弾圧。のち、警視総監となり、保安条例を...
みずの‐ひろのり【水野広徳】
[1875〜1945]海軍軍人・軍事評論家。愛媛の生まれ。日露戦争の日本海海戦を描いた戦記「此一戦」で知られる。のちに人道的反戦思想に転じ、退役後は軍縮運動に尽力した。
ミツキェビッチ【Adam Mickiewicz】
[1798〜1855]ポーランドのロマン派の代表的詩人。独立運動に参加、多数の愛国詩を書いた。長編叙事詩「パン‐タデウシュ」など。ミツキェービチ。
みつざき‐けんぎょう【光崎検校】
[?〜1853ころ]江戸後期の地歌・箏曲(そうきょく)家。京都の人。箏曲の復興運動の先駆者。三味線とは合奏せず、箏だけで合奏・独奏する形式を発展させた。「五段砧」「秋風の曲」などを作曲。
ミハイロフスキー【Nikolay Konstantinovich Mikhaylovskiy】
[1842〜1904]ロシアの思想家。ナロードニキ運動の代表的理論家として雑誌「祖国雑記」「ロシアの富」に多くの評論を執筆。著「進歩とは何か」など。
みやぎ‐みちお【宮城道雄】
[1894〜1956]箏曲(そうきょく)演奏家・作曲家。兵庫の生まれ。7歳ごろ失明。尺八家吉田晴風らとともに新日本音楽運動を起こし、邦楽界の改新に努力。洋楽器との合奏などを試み、また、邦楽器の改...
みやざき‐とうてん【宮崎滔天】
[1871〜1922]中国革命の協力者。熊本の生まれ。本名、寅蔵。亡命中の孫文と知り合い、その革命運動を支援した。著「三十三年之夢」など。
みやべ‐ていぞう【宮部鼎蔵】
[1820〜1864]幕末の尊攘派志士。肥後の人。吉田松陰の東北遊行に同行。京都にて討幕運動に活躍するが、池田屋で新撰組に襲われて自刃。
ミュロン【Myrōn】
古代ギリシャの彫刻家。前5世紀に活躍。激しい運動の一瞬をとらえた「円盤投げ」などの作品で知られる。生没年未詳。ミロン。