うめはら‐りゅうざぶろう【梅原竜三郎】
[1888〜1986]洋画家。京都の生まれ。浅井忠に師事、フランスに留学してルノワールに学ぶ。二科会・春陽会の創立に参加。その後、国画創作協会(のち国画会)に洋画部を創設。大和絵・琳派(りんぱ)...
うらがみ‐しゅんきん【浦上春琴】
[1779〜1846]江戸後期の南画家。玉堂の長子。名は選。諸国遍歴ののち、京都に住み、頼山陽らと交わる。細緻鮮麗な山水花鳥を得意とした。
うらまつ‐こぜん【裏松固禅】
[1736〜1804]江戸後期の有職(ゆうそく)故実家。京都の人。名は光世。固禅は法号。宝暦事件に連座し永蟄居(えいちっきょ)、以後故実研究に専念。天明8年(1788)内裏焼失の際、その研究が採...
うんこく‐とうがん【雲谷等顔】
[1547〜1618]桃山時代の画家。肥前の人。雲谷派の始祖。初め絵師として毛利氏に仕え、のち雪舟ゆかりの雲谷庵を継ぎ、雪舟の画風復興のために活躍。山水・人物を得意とした。作品では、京都大徳寺黄...
えいさい【栄西】
[1141〜1215]平安末・鎌倉初期の僧。備中(びっちゅう)の人。字(あざな)は明庵。日本臨済宗の祖。はじめ比叡山で天台密教を学んだ。二度宋(そう)に渡って禅を学び、帰国後、博多に聖福寺、京都...
おおたに‐くぶつ【大谷句仏】
[1875〜1943]俳人。真宗大谷派の第23世法主(ほっす)。京都の生まれ。名は光演。俳誌「懸葵(かけあおい)」の中心的メンバー。句集に「夢の跡」「我は我」など。
おおたに‐たけじろう【大谷竹次郎】
[1877〜1969]興行師。松竹の創立者。京都の生まれ。兄の白井松次郎とともに松竹を興し、歌舞伎・新派・映画などを支配下に置き、興行界の中軸として活躍。文化勲章受章。
おだ‐うらく【織田有楽】
[1547〜1622]安土桃山・江戸初期の武将。信秀の子。信長の弟。名は長益。兄の死後、一時は豊臣秀吉と対立したが、のち秀吉に仕え、大坂夏の陣の直前、京都に隠棲して風流を友とした。利休高弟七人の...
おつに【乙二】
[1756〜1823]江戸後期の俳人。陸前白石の人。本名、岩間清雄。別号、松窓。権大僧都。重厚で独自な俳風を確立。「乙二七部集」「松窓乙二発句集」などの編著がある。
おの‐らんざん【小野蘭山】
[1729〜1810]江戸中期の本草(ほんぞう)学者。京都の人。名は職博(もとひろ)。松岡恕庵に学ぶ。幕命により江戸の医学館で講義するかたわら、諸国で薬草を採集。著「本草綱目啓蒙(ほんぞうこうも...