えい‐わん【衛綰】
中国、前漢の武将。山西省大陵の人。文帝・景帝・武帝に仕え、呉・楚(そ)との戦いに功労があった。生没年未詳。
おう‐しかん【王之渙】
[688〜742]中国、盛唐の詩人。字(あざな)は季陵。辺塞(へんさい)詩に優れた。絶句の 「鸛鵲(かんじゃく)楼に登る」や「涼州詞」は有名。
おうよう‐しゅう【欧陽脩】
[1007〜1072]中国、北宋の文学者・政治家。廬陵(ろりょう)(江西省)の人。字(あざな)は永叔。号は酔翁・六一居士。仁宗・英宗・神宗に仕えたが、王安石の新法に反対して引退。北宋随一の名文家...
かいそ【懐素】
[725ころ〜785ころ]中国唐の書家・僧。永州零陵(湖南省)の人。俗姓は銭。字(あざな)は蔵真。風変わりな味のある草書を得意とし、酔っては書きなぐった。「草書千字文」「自叙帖」など。
がもう‐くんぺい【蒲生君平】
[1768〜1813]江戸後期の尊王論者・儒学者。下野(しもつけ)の人。名は秀実。水戸学の影響を受ける。荒廃した歴代天皇陵を調査して「山陵志」を著述。また、「不恤緯(ふじゅつい)」で、海防の必要...
きちぞう【吉蔵】
[549〜623]中国、隋(ずい)代の僧。金陵(江蘇省)の人。三論宗再興の祖。嘉祥(かじょう)寺に住して教えを広めたので、嘉祥大師とよばれる。「三論玄義」など著書が多く、ほとんど現存。
きょ‐しん【許慎】
中国、後漢の学者。召陵(河南省)の人。字(あざな)は叔重。経書に通じ、儒教経典の諸解釈を比較検討した「五経異義」や、中国文字学の基をなす「説文解字」を著した。生没年未詳。
たんねん【湛然】
[711〜782]中国、唐の僧。天台宗中興の祖。常州晋陵(江蘇省)の人。荊渓(けいけい)尊者・妙楽大師ともよばれる。智顗(ちぎ)の著述の研究と普及に努めた。著「法華玄義釈籤」「止観大意」など。
ちょう‐どうりょう【張道陵】
張陵(ちょうりょう)の通称。
ちょう‐りょう【張陵】
中国、後漢末の道士。五斗米道(ごとべいどう)の開祖。沛(はい)(江蘇省)の人。蜀(しょく)の鶴鳴山に入って仙道を学び、治病のための符と道書を広めて教団を組織。のち尊ばれて天師と称された。張道陵。...