てい‐わ【鄭和】
[1371〜1434ころ]中国、明の武将。昆陽(雲南省)の人。本姓は馬。イスラム教徒。明初、宦官として燕王(永楽帝)に仕え、鄭姓を賜った。1405年以降、7回にわたり大船団を率いて西方に遠征し...
ともばやし‐みつひら【伴林光平】
[1813〜1864]江戸末期の勤王家・国学者。河内(かわち)の人。天誅組(てんちゅうぐみ)に加わり、中山忠光らの大和挙兵に参加、捕らえられて刑死。著「南山踏雲録」など。ばんばやしみつひら。
とらや‐げんだゆう【虎屋源太夫】
江戸前期の古浄瑠璃の太夫。江戸の人。薩摩浄雲(さつまじょううん)の門人。金平(きんぴら)浄瑠璃風の硬派の語り手として有名。上方の浄瑠璃にも影響を与えた。生没年未詳。
なるせ‐みきお【成瀬巳喜男】
[1905〜1969]映画監督。東京の生まれ。庶民的な女性を私小説風に描いて、独特の世界を確立。代表作「妻よ薔薇のように」「めし」「浮雲」など。
にちじょう【日乗】
[?〜1577]戦国時代の僧。出雲朝山郷の人。織田信長の寵を受け、内裏修造の奉行を務めた。キリスト教を排撃し、信長の面前でイエズス会士フロイスと宗論を交えたが敗れたという。
はざま‐しげとみ【間重富】
[1756〜1816]江戸中期の天文・暦学者。大坂の人。号、長涯・耕雲。富裕な商人の出身。麻田剛立(あさだごうりゅう)の門人で、幕府の寛政改暦や観測器械の改良に尽力。長崎の沿海測量も行った。
はしもと‐がほう【橋本雅邦】
[1835〜1908]日本画家。江戸の生まれ。本名、長郷。狩野派に学び、狩野芳崖とは同門。フェノロサ・岡倉天心に認められ、新日本画の確立に尽くす。東京美術学校教授として横山大観・下村観山・菱田春...
はせがわ‐せんし【長谷川千四】
[1689〜1733]江戸中期の浄瑠璃作者。大和の人。長谷寺の僧侶の出。竹本座の座付きで、文耕堂・竹田出雲との合作が多い。作「鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)」「壇浦兜軍記(だん...
ハーン【Lafcadio Hearn】
⇒小泉八雲(こいずみやくも)
パステルナーク【Boris Leonidovich Pasternak】
[1890〜1960]ソ連の詩人・小説家。象徴主義的な詩集「雲の中の双生児」で文名を確立。唯一の長編小説「ドクトルジバゴ」により、1958年ノーベル文学賞の授与が決定されたが、政治的圧力によって辞退。