たいら‐の‐これもり【平維盛】
[1158〜1184ころ]平安末期の武将。重盛の長子。源頼朝と富士川に対陣中、水鳥の羽音に驚いて敗走。のち、源義仲追討に進撃したが、砺波山(となみやま)で大敗。その後滝口入道のもとで出家し、那智...
たいら‐の‐ただもり【平忠盛】
[1096〜1153]平安末期の武将。正盛の子。清盛の父。白河・鳥羽上皇の信任が厚く、検非違使(けびいし)から刑部(ぎょうぶ)卿に累進、内昇殿を許された。日宋貿易により財力を得、公家的素養もあっ...
たいら‐の‐よしかど【平良門】
平将門(まさかど)の遺子として浄瑠璃・歌舞伎などに脚色されている人物。浄瑠璃「関八州繋馬(かんはっしゅうつなぎうま)」や、読本「善知鳥安方忠義伝(うとうやすかたちゅうぎでん)」などに登場する。
たかはし‐でいしゅう【高橋泥舟】
[1835〜1903]江戸末期の幕臣。江戸の人。名は政晃。槍術家で講武所師範役。鳥羽伏見の戦い後、徳川慶喜(とくがわよしのぶ)に恭順説を説き、上野寛永寺で慶喜を護衛した。山岡鉄舟・勝海舟とともに...
たかはま‐きょし【高浜虚子】
[1874〜1959]俳人・小説家。愛媛の生まれ。本名、清(きよし)。正岡子規に師事。俳誌「ホトトギス」を継承して主宰、多くの門下を育てた。句風は客観写生・花鳥諷詠に立ち、平明で余情が深い。文...
たかむこ‐の‐くろまろ【高向玄理】
[?〜654]飛鳥(あすか)時代の朝臣。渡来人の子孫。遣隋使小野妹子(おののいもこ)に随行。帰国後、僧旻(そうみん)とともに国博士(くにはかせ)に任ぜられ、大化の改新政府の重臣となった。のち、遣...
たき‐かてい【滝和亭】
[1832〜1901]幕末から明治の画家。江戸の生まれ。本名、謙。字(あざな)は子直。別号、蘭田。南画を学び、花鳥画にすぐれた。
たきやしゃ‐ひめ【滝夜叉姫】
平将門(たいらのまさかど)の娘と伝えられる女性。妖術を使って活躍する話が「善知鳥安方(うとうやすかた)忠義伝」や歌舞伎に脚色されている。
とりい‐きよなが【鳥居清長】
[1752〜1815]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。姓は関(一説に関口)。俗称、新助、のち市兵衛。初世清満に師事し、鳥居家4代目を継承。長身で健康的ないわゆる「清長風美人」を確立。代表作「風俗東...
とりい‐きよます【鳥居清倍】
江戸中期の浮世絵師。初世。俗称、庄二郎。鳥居家2代目に擬せられる。清信の長男とも弟とも伝えられる。丹絵(たんえ)・漆絵による、すぐれた役者絵・美人画を残した。生没年未詳。