メリメ【Prosper Mérimée】
[1803〜1870]フランスの小説家。激しい情熱や異国情緒に満ちた世界を簡潔な文体で描いた。歴史・考古学・言語学などでも活躍。小説「マテオ=ファルコーネ」「カルメン」など。
メレディス【George Meredith】
[1828〜1909]英国の小説家・詩人。ビクトリア朝の上流知識階級の心理を風刺を交えて描いた。小説「エゴイスト」など。
メンツェル【Adolph von Menzel】
[1815〜1905]ドイツの画家。初め主に版画・挿絵を、のちに印象派の先駆と評される油絵を描いた。フリードリヒ大王時代の歴史や風俗を描いた作品が多いが、工場労働者を描いた「鉄工場」などでも知られる。
メンデルスゾーン【Felix Mendelssohn】
[1809〜1847]ドイツの作曲家。古典的均衡とロマン的色彩の調和した作風で知られる。作品に、交響曲「イタリア」、「バイオリン協奏曲」、ピアノ曲集「無言歌」など。
メーテルリンク【Maurice Maeterlinck】
[1862〜1949]ベルギーの詩人・劇作家。象徴主義演劇に新生面を開いた。1911年ノーベル文学賞受賞。詩集「温室」、戯曲「ペレアスとメリザンド」「青い鳥」など。
メーヌ‐ド‐ビラン【Maine de Biran】
[1766〜1824]フランスの哲学者。本名、フランソワ=ピエール=ゴンティエ=ド=ビラン(François Pierre Gontier de Biran)。観念学派から出発し、主意主義に進ん...
モアッサン【Ferdinand-Frédéric Henri Moissan】
[1852〜1907]フランスの化学者。電気分解により弗素(ふっそ)の単離に成功。また、電気炉を作って高温度を得ることに成功し、高温化学の基礎を築いた。1906年ノーベル化学賞受賞。
もくあん‐れいえん【黙庵霊淵】
[?〜1345ころ]鎌倉後期から南北朝時代の画僧。本名、是一。嘉暦(1326〜1329)ごろ元に渡り、参禅のかたわら水墨による道釈画を描き、牧谿(もっけい)の再来と称された。中国で客死。その遺作...
もちづき‐ぎょくせん【望月玉蟾】
[1693〜1755]江戸中期の画家。京都の人。名は重盛。通称、藤兵衛。望月派の祖。土佐光成・山口雪渓に師事。のち、中国画を範としてすぐれた水墨画・青緑山水画を描いた。
もっけい【牧谿】
中国、宋末から元初の画僧。蜀(しょく)(四川省)の人。法名は法常。牧谿は号。西湖畔六通(りくつう)寺の開山と伝える。山水・道釈・花卉(かき)ほか幅広い題材の水墨画を描いた。中国ではその画法が古法...