アンセルムス【Anselmus】
[1033〜1109]英国のスコラ哲学者。イタリアの生まれ。カンタベリー大司教。神の存在の神学的証明や、キリストによる贖罪(しょくざい)の理論化につとめ、スコラ学の父とよばれる。
アンティステネス【Antisthenēs】
[前445ころ〜前365ころ]古代ギリシャの哲学者。ソクラテスの弟子。禁欲主義を説いた。キニク学派の祖。
アンブロシウス【Ambrosius】
[340ころ〜397]ミラノの司教。古代ローマ教会四大教会博士の一。アウグスティヌスをキリスト教に導いた。
あん‐ろくざん【安禄山】
[705〜757]中国唐代の武将。ソグド人。安史の乱の首謀者。玄宗皇帝に信頼されて平盧(へいろ)・范陽(はんよう)・河東の三節度使を兼任していたが、755年、反乱を起こして洛陽・長安を攻略。大燕...
アーランガー【Joseph Erlanger】
[1874〜1965]米国の生理学者。陰極線オシログラフを用いた神経の活動電位の測定に成功し、電気生理学の基礎を築いた。1944年、ノーベル生理学医学賞受賞。
いいじま‐いさお【飯島魁】
[1861〜1921]動物学者。静岡の生まれ。東大教授。海綿・人体寄生虫・鳥など広範囲にわたる研究を行い、日本の近代動物学の基礎を築いた。著「動物学提要」など。
イェルマーク【Ermak Timofeevich】
[?〜1585]ロシアのドンコサックの首領。シベリアに遠征してシビル‐ハン国を破り、その領土をイワン4世に献上、ロシアのシベリア植民の基礎を築いた。エルマーク。
イェーリング【Rudolf von Jhering】
[1818〜1892]ドイツの法学者。伝統的な概念法学に反対し、利益法学・自由法論・法社会学の糸口を開いた。著「ローマ法の精神」など。
いえなが‐さぶろう【家永三郎】
[1913〜2002]歴史学者。愛知の生まれ。東京教育大・中央大教授。古代から近代にいたる日本思想史を研究。三次にわたる教科書裁判の原告としても知られる。著書に「日本思想史に於ける否定の論理の発...
いがらし‐どうほ【五十嵐道甫】
[?〜1678]江戸前期の蒔絵師(まきえし)。信斎の孫。前田利常(まえだとしつね)の招きで金沢に行き、加賀蒔絵の基礎を築いた。