そうぎ【宗祇】
[1421〜1502]室町後期の連歌師。姓は飯尾(いいお)と伝えられる。別号、自然斎(じねんさい)・種玉庵(しゅぎょくあん)・見外斎。連歌を宗砌(そうぜい)・心敬・専順に師事。また、古典を一条兼...
そうま‐だいさく【相馬大作】
[1789〜1822]江戸後期の南部藩士。本名、下斗米秀之進(しもとまいひでのしん)。もと南部家に臣従していた津軽家が、主家以上の権勢を得たことに義憤を感じて津軽侯殺害を計画したが発覚。江戸で捕...
そが‐だそく【曽我蛇足】
室町後期の画家。曽我派の始祖的な画家で京都の大徳寺真珠庵の襖絵(ふすまえ)を描いたと伝えられるが、経歴・生没年ともに未詳。そがじゃそく。
そ‐ちゅうし【祖沖之】
[429〜500]中国、南朝宋の数学者・天文学者。字は文遠。数学書「綴術(てつじゅつ)」では、円周率の近似分数7分の22(約率)、113分の355(密率)、近似値3.1415926が記述されてい...
ソンツェン‐ガンポ【Sroṅ-btsan sgam-po】
[581?〜649]古代チベット王国(吐蕃(とばん))を建設した王。チベット高原の諸族を初めて統一して国家体制を確立。妃としたネパールの王女と唐の文成公主によって仏教が伝えられた。スロンツァン=...
ぞうき【増基】
平安中期の歌人。天暦(947〜957)のころの比叡山の僧と伝えられる。号、庵主(いおぬし)。歌は「後拾遺集」「新古今集」などにみえる。家集「増基法師集(庵主)」。生没年未詳。
たいちゅう‐てんのう【胎中天皇】
応神天皇の異称。神功皇后が応神天皇を懐妊のまま朝鮮半島に出兵したと伝えられるところからの名。
たいちょう【泰澄】
[682?〜767?]奈良時代の山岳修験者。越前の人。通称、越(こし)の大徳。加賀国白山を開創したと伝えられる。
たいら‐の‐しげひら【平重衡】
[1157〜1185]平安末期の武将。清盛の子。源頼政を宇治川で破り、東大寺・興福寺を焼いた。のち、一ノ谷の戦いで敗れ、捕らえられて鎌倉へ送られたが、南都僧徒の要求により木津川で斬られた。
たいら‐の‐しげもり【平重盛】
[1138〜1179]平安末期の武将。清盛の長子。保元・平治の乱の功により左近衛大将・内大臣。清盛による後白河法皇幽閉を諫止(かんし)。病のため退官、父に先だって病死。謹直、武勇にすぐれた人物と...