ぜん‐よう【冉雍】
中国、春秋時代の学者。孔門十哲の一人。字(あざな)は仲弓(ちゅうきゅう)。徳行にすぐれていたという。生没年未詳。
そうきゅう【蒼虬】
⇒成田蒼虬(なりたそうきゅう)
と‐ぼく【杜牧】
[803〜853]中国、晩唐期の詩人。京兆(けいちょう)・万年(陝西(せんせい)省)の人。字(あざな)は牧之(ぼくし)。晩唐の技巧的風潮を排し、平明で豪放な詩を作った。杜甫の「老杜」に対し「小杜...
のがみ‐とよいちろう【野上豊一郎】
[1883〜1950]英文学者・能楽研究家。大分の生まれ。号、臼川(きゅうせん)。弥生子の夫。夏目漱石の門下。能の研究に新分野を開き、また、その海外紹介に努めた。著「能」「能の再生」など。
ひえだ‐の‐あれ【稗田阿礼】
天武天皇の舎人(とねり)。天武天皇の命で帝紀と先代の旧辞(きゅうじ)とを誦習し、和銅4年(711)元明天皇の命で太安万侶(おおのやすまろ)がこれを撰録して古事記が編まれた。生没年未詳。
ふじわら‐の‐もろすけ【藤原師輔】
[908〜960]平安中期の公卿。忠平の子。通称、九条殿。娘安子が村上天皇の皇后となり、子の兼通・兼家、孫の道長と続く摂関家の祖となった。有職故実の九条流の祖。著「九条年中行事」、日記「九暦(き...
ふ‐だいし【傅大士】
[497〜569]中国、南北朝時代の在俗仏教者。斉の東陽の人。本名、傅翕(ふきゅう)。善慧大士と号し、双林寺を建て、大蔵経を閲覧する便をはかって、転輪蔵を創始した。後世、経蔵などにその像が置かれ...
みとみ‐くちは【三富朽葉】
[1889〜1917]詩人。名は「きゅうよう」とも。長崎の生まれ。本名、義臣。フランス近代詩を研究、象徴詩や訳詩を発表した。犬吠埼(いぬぼうさき)で溺死。「三富朽葉詩集」がある。
やつはし‐けんぎょう【八橋検校】
[1614〜1685]江戸前期の箏曲(そうきょく)演奏家・作曲家。磐城(いわき)(一説に豊前小倉)の人という。三味線・胡弓(こきゅう)の名手で、筑紫流箏曲を学び、八橋流を創始。今日の箏曲(俗箏)...
よう‐きひ【楊貴妃】
[719〜756]《「貴妃」は女官の位の名》中国、唐の玄宗皇帝の妃。永楽(山西省)の人。初め玄宗の子寿王の妃。歌舞音曲に通じ、また聡明であったため、玄宗に召されて貴妃となり、寵を一身に集め、楊...