たかの‐たつゆき【高野辰之】
[1876〜1947]国文学者。長野の生まれ。東京音楽学校・大正大学教授。上田万年に師事。歌謡・演劇史を研究。著「日本歌謡史」「日本歌謡集成」「日本演劇史」など。
たかの‐ちょうえい【高野長英】
[1804〜1850]江戸末期の蘭学者。陸奥(むつ)国水沢の人。名は譲(ゆずる)、のち長英。号、瑞皐(ずいこう)。長崎でシーボルトの鳴滝塾に学び、江戸で開業。渡辺崋山らと尚歯会を組織、開港論を唱...
たかの‐ふさたろう【高野房太郎】
[1869〜1904]労働運動家。長崎の生まれ。岩三郎の兄。渡米して職工義友会を組織。ゴンパーズの知己を得、AFL(米国労働総同盟)のオルグとして明治29年(1896)帰国。明治30年(1897...
たかの‐らんてい【高野蘭亭】
[1704〜1757]江戸中期の漢詩人。江戸の人。名は惟馨。字(あざな)は子式。17歳で失明。荻生徂徠(おぎゅうそらい)の門人。著「蘭亭詩集」。
たかはし‐おさむ【高橋治】
[1929〜2015]小説家。千葉の生まれ。映画監督を経て執筆活動に入り、戯曲・小説を手がける。伝記物の他、叙情的な恋愛小説でも広い読者層を得る。「秘伝」で直木賞受賞。他に「絢爛(けんらん)たる...
たかはし‐おでん【高橋お伝】
[1851〜1879]夫殺しその他の悪事を重ね、明治初期に処刑された女性。群馬の生まれ。その行状は仮名垣魯文「高橋阿伝夜叉譚(やしゃものがたり)」、河竹黙阿弥「綴合於伝仮名書(とじあわせおでんの...
たかはし‐かげやす【高橋景保】
[1785〜1829]江戸後期の天文学者。大坂の人。至時(よしとき)の子。字(あざな)は子昌。号、観巣。書物奉行兼天文方筆頭として語学・地理学を修め、伊能忠敬(いのうただたか)の測量事業を監督、...
たかはし‐かずみ【高橋和巳】
[1931〜1971]小説家・中国文学者。大阪の生まれ。戦後文学の影響を受け、知識人のあり方を追求した長編を発表。小説「悲の器」「邪宗門」「散華」など。
たかはし‐かつひこ【高橋克彦】
[1947〜 ]小説家。岩手の生まれ。浮世絵研究家として美術館に勤務した後、執筆活動に入る。江戸時代に対する深い知識を生かした時代物の推理小説の他、怪奇小説、SF、ミステリーなどを幅広く手がける...
たかはし‐かつみ【高橋克巳】
[1890〜1925]化学者。和歌山の生まれ。鈴木梅太郎の門下。タラの肝油からビタミンAを抽出。