こうとう‐の‐ないし【勾当内侍】
掌侍(ないしのじょう)四人のうちの第一位の者。天皇への奏請の取り次ぎ、勅旨の伝達をつかさどる。長橋(ながはし)の局(つぼね)。長橋殿。 「太平記」に登場する美女。後醍醐天皇に仕えて勾当内侍と...
こうのいけ‐ぜんえもん【鴻池善右衛門】
鴻池家当主の世襲名。鴻池家の祖である新六の子より始まる。3代善右衛門は酒造・海運を廃して両替商専門となり、家業をさらに発展させた。また、河内(かわち)に鴻池新田を開発。
こうの‐いちろう【河野一郎】
[1898〜1965]政治家。神奈川の生まれ。新聞記者を経て政友会の代議士となり、第二次大戦後、自由党結成に参加。農林・建設・国務の各大臣を歴任し、日ソ国交回復にも尽力。自由民主党の党人派実力者。
こせき‐さんえい【小関三英】
[1787〜1839]江戸後期の蘭学者・医者。出羽の人。名は好義。江戸で医学・蘭学を学び、岸和田藩医・幕府天文台翻訳掛を務めた。尚歯会の一員となり、蛮社の獄に連座して自刃。
こにし‐らいざん【小西来山】
[1654〜1716]江戸前期の俳人。大坂の人。通称伊右衛門。別号、十万堂・湛々翁(たんたんおう)など。西山宗因の直門となり談林風の句を作ったが、のち蕉風に近い句境を示した。句文集「今宮草」「津...
このえ‐てんのう【近衛天皇】
[1139〜1155]第76代天皇。在位、1142〜1155。鳥羽天皇の第9皇子。名は体仁(なりひと)。在位中は鳥羽法皇が院政。
こばやかわ‐たかかげ【小早川隆景】
[1533〜1597]安土桃山時代の武将。毛利元就(もうりもとなり)の三男。幼名、徳寿丸、のち又四郎。安芸の小早川家を継ぐ。織田信長の中国攻略に羽柴秀吉と戦ったが和解、秀吉の信を得て五大老の一人...
こばやかわ‐ひであき【小早川秀秋】
[1582〜1602]安土桃山時代の武将。豊臣秀吉の正室高台院の兄木下家定の子。幼名、辰之助。通称金吾。秀吉の養子となり、のち、小早川隆景の養嗣子。慶長の役に総大将として参戦。秀吉の死後、関ヶ原...
こまつ‐たてわき【小松帯刀】
[1835〜1870]幕末の薩摩藩士。名は清廉。島津久光の側近となり、藩を代表して国事に従事。薩長同盟締結、大政奉還に尽力した。
こみやま‐ふうけん【小宮山楓軒】
[1764〜1840]江戸後期の儒学者・民政家。常陸(ひたち)の人。名は昌秀。通称、次郎右衛門。立原翠軒に師事し、彰考館員となり、農政・歴史に通じた。著「農政座右」「垂統大記」など。