にし‐かなこ【西加奈子】
[1977〜 ]小説家。イラン、テヘランの生まれ。平成16年(2004)「あおい」で作家デビュー。「サラバ!」で第152回直木賞受賞。他に「通天閣」「ふくわらい」など。
にしかわ‐こうじろう【西川光二郎】
[1876〜1940]社会主義者。兵庫の生まれ。片山潜に協力して「労働世界」を発行。また、社会民主党結成に加わり、幸徳秋水らの平民社に参加。大逆事件後は転向し、精神修養家となる。
にしかわ‐じょけん【西川如見】
[1648〜1724]江戸中期の天文・地理学者。長崎の人。名は忠英。号、求林斎(ぐりんさい)。宋学・天文暦算を学び、儒教的自然観をとりつつ実証主義的見地を展開した。晩年、徳川吉宗に仕えた。著「華...
にしかわ‐すけのぶ【西川祐信】
[1671〜1750]江戸中期の浮世絵師。京都の人。号、自得叟・文華堂など。西川派の祖。初め狩野派を学び、さらに大和絵画法を会得し、折衷した画風を確立。肉筆美人画を得意とした。また、絵本作家とし...
にしき‐ぶんりゅう【錦文流】
江戸中期の浮世草子・浄瑠璃作者、俳人。元禄から享保(1688〜1736)にかけて大坂で活躍。浄瑠璃「本海道虎石」、浮世草子「当世乙女織」など。生没年未詳。
にしき‐まさあき【西木正明】
[1940〜2023]小説家。秋田の生まれ。本名、鈴木正昭(まさあき)。自ら現地に赴いて綿密に取材したドキュメンタリー作品を多く手がける。「凍(しば)れる瞳」「端島の女」で直木賞受賞。他に「オホ...
にしざわ‐いっぷう【西沢一風】
[1665〜1731]江戸中期の浮世草子・浄瑠璃作者。大坂の人。名は義教。西鶴以後の代表的浮世草子作者。また、正本(しょうほん)屋を営みながら、豊竹座で浄瑠璃を執筆。浮世草子「御前義経記」、浄瑠...
にしざわ‐いっぽう【西沢一鳳】
[1802〜1853]江戸後期の歌舞伎狂言作者。大坂の人。西沢一風の曽孫。家業の書店と貸本屋を営みながら、劇作および演劇考証に励んだ。著「脚色余録」「皇都午睡(みやこのひるね)」など。
にしざわ‐じゅんいち【西沢潤一】
[1926〜2018]工学者。宮城の生まれ。昭和25年(1950)にPINダイオードや静電誘導トランジスター(SIT)を開発。その後も半導体レーザー・発光ダイオード・光ファイバーなどの開発に貢献...
にしだ‐きたろう【西田幾多郎】
[1870〜1945]哲学者。石川の生まれ。京大教授。東洋思想の絶対無を根底に置き、それを理論化して西洋哲学と融合する西田哲学を樹立した。文化勲章受章。著「善の研究」「芸術と道徳」「哲学の根本問...