いのうえ‐しんかい【井上真改】
[?〜1682]江戸初期の刀工。日向(ひゅうが)の人。大坂で国貞の跡を継ぎ、2代目和泉守国貞を名のったが、のち井上真改と改めた。2代目津田助広と並ぶ大坂新刀の名工で、その作は大坂正宗と称された。
ウォー【Evelyn Arthur St. John Waugh】
[1903〜1966]英国の小説家。G=グリーンと並ぶ代表的なカトリック作家で、文明社会を風刺した作品が多い。作「一握(いちあく)の塵(ちり)」「ブライズヘッドふたたび」など。
かくうん【覚運】
[953〜1007]平安中期の天台宗の僧。京都の人。藤原貞雅の子。比叡山で良源に学び、東塔の檀那院に住し、恵心流と並ぶ檀那流の開祖となった。著「玄義鈔」など。
ガンス【Abel Gance】
[1889〜1981]フランスの映画監督。特にサイレント時代にすぐれた作品を発表し、グリフィスと並ぶ映画芸術の開拓者とされる。作「鉄路の白薔薇(しろばら)」「ナポレオン」など。
キーロフ【Sergey Mironovich Kirov】
[1886〜1934]ロシアの革命家・政治家。シベリアやカフカスで活動後、十月革命を指導。1923年共産党中央委員となり、昇進を重ねスターリンに並ぶ人物と評されたが、1934年12月に暗殺された。
こうだ‐ろはん【幸田露伴】
[1867〜1947]小説家・随筆家・考証家。東京の生まれ。本名、成行(しげゆき)。別号、蝸牛庵(かぎゅうあん)など。明治22年(1889)「露団々」「風流仏」で名声を確立。尾崎紅葉と並ぶ作家と...
コルネイユ【Pierre Corneille】
[1606〜1684]フランスの劇作家。ラシーヌと並ぶフランス古典劇の確立者。情念と義務の葛藤(かっとう)を意志で克服する英雄的人間像を描く悲劇を創出。悲劇「ル‐シッド」「オラース」「シンナ」「...
ご‐き【呉起】
[?〜前381]中国、戦国時代の兵法家・武将。衛の人。魏(ぎ)の文侯に仕え、のち、楚(そ)の悼王(とうおう)の宰相となり、楚国の強兵につとめた。その著といわれる「呉子」は「孫子」と並ぶ代表的兵法書。
ご‐し【呉子】
呉起(ごき)の尊称。 中国の兵法書。現存6編。呉起の著と伝えられるが未詳。「孫子」と並ぶ兵法書として知られる。
シラー【Johann Christoph Friedrich von Schiller】
[1759〜1805]ドイツの詩人・劇作家。戯曲「群盗」「たくらみと恋」などにより、シュトゥルム‐ウント‐ドラングの時代から出発。カント哲学および美学の研究を経て、ゲーテと並ぶドイツ古典主義文学...