あらき‐またえもん【荒木又右衛門】
[1599〜1637]江戸前期の剣客。伊賀国荒木村の人。寛永11年(1634)伊賀上野で妻の弟源太夫のかたきを討つ。伊賀越えの仇討(あだう)ちとして有名。 直木三十五の時代小説。昭和5年(1...
アルニム【Ludwig Achim von Arnim】
[1781〜1831]ドイツの詩人・小説家・劇作家。後期ロマン派を代表。ブレンターノと共編で民謡集「少年の魔法の角笛」を刊行。
いしはら‐よしろう【石原吉郎】
[1915〜1977]詩人。静岡の生まれ。終戦後シベリア抑留生活を経て帰国したのち、詩誌「ロシナンテ」を創刊。「荒地詩集」に参加した。昭和38年(1963)刊行の「サンチョ・パンサの帰郷」でH氏...
いのうえ‐しげよし【井上成美】
[1889〜1975]軍人。海軍大将。宮城の生まれ。軍務局長・第四艦隊司令長官・海軍次官などを歴任。日独伊三国同盟に反対、空軍を重視し大艦巨砲主義を批判。 阿川弘之によるの伝記小説。昭和6...
いのうえ‐てつじろう【井上哲次郎】
[1856〜1944]哲学者。福岡の生まれ。東大教授。ドイツ観念論哲学を紹介し、日本の観念論哲学を確立。また、外山正一(とやままさかず)・矢田部良吉と「新体詩抄」を刊行し、新体詩運動を興した。著...
うだがわ‐しんさい【宇田川榛斎】
[1770〜1835]江戸後期の蘭医。伊勢の人。本名、安岡璘。字(あざな)は玄真。玄随の養子。翻訳にすぐれ、「遠西医方名物考」「和蘭内景医範提綱」などを刊行。
えのもと‐たけあき【榎本武揚】
[1836〜1908]政治家。通称釜次郎。江戸の人。オランダに留学。帰国後、幕府の海軍奉行となる。戊辰(ぼしん)戦争では箱館の五稜郭(ごりょうかく)にこもり、政府軍と交戦するが降伏。特赦され、...
エンゲルス【Friedrich Engels】
[1820〜1895]ドイツの思想家・革命家。マルクスと科学的社会主義を創始。「ドイツ‐イデオロギー」「共産党宣言」を共同で執筆。マルクス死後は、社会主義運動に参加しつつ、その遺稿を整理して「資...
おおうち‐せいらん【大内青巒】
[1845〜1918]仏教学者。宮城の生まれ。尚学舎などを創立し、曙新聞(あけぼのしんぶん)・明教新誌・江湖新聞を刊行。また、築地訓育院を設立し、社会事業にも尽力した。のち東洋大学長。
おおくま‐しげのぶ【大隈重信】
[1838〜1922]政治家。佐賀の生まれ。明治14年(1881)の政変で下野し、翌年立憲改進党を組織。伊藤・黒田内閣の外相として条約改正にあたったが、爆弾を投げられて片脚を失う。明治31年(...