たしろ‐さんき【田代三喜】
[1465〜1537]室町末期の医師。武蔵の人。号は範翁・廻翁など。後世方(ごせいほう)医学の祖。明(みん)に渡って医学を学び、帰国後は鎌倉、足利、古河と移って医療に従事。弟子に曲直瀬(まなせ)...
ダヌンツィオ【Gabriele D'Annunzio】
[1863〜1938]イタリアの詩人・小説家・劇作家。耽美派の代表者。官能性とモラルとの葛藤(かっとう)を英雄主義により克服しようとした。第一次大戦後、国家主義運動に参加。詩集「アルチヨーネ」、...
ちうん【智蘊】
[?〜1448]室町中期の連歌師。本名、蜷川新右衛門親当(にながわしんえもんちかまさ)。足利義教に仕え、和歌を正徹(しょうてつ)に学んだ。著「親当句集」。
チェレンコフ【Pavel Alekseevich Cherenkov】
[1904〜1990]ロシア連邦の物理学者。γ(ガンマ)線に照射される水の発光現象を研究し「チェレンコフ効果」を発見。この効果を利用して高速の荷電粒子の速度を測定する装置はチェレンコフカウンター...
ちくさ‐ただあき【千種忠顕】
[?〜1336]鎌倉末期の廷臣。元弘の変で捕らえられ、後醍醐天皇とともに隠岐(おき)に配流。のち、隠岐を脱出して、足利尊氏(あしかがたかうじ)らと六波羅攻めに参加。尊氏の離反後、足利直義と戦って敗死。
チャーチル【Winston Leonard Spencer Churchill】
[1874〜1965]英国の政治家。保守党から自由党に転じ、第一次大戦をはさんで商相・内相・海相・陸相・植民地相を歴任後、保守党に復帰。第二次大戦には首相として強力な指導力を発揮して連合国を勝...
ティラク【Bāl Gangādhar Tilak】
[1856〜1920]インド独立運動の指導者・思想家。スワラジ(独立)を民族の権利として主張し、ベンガル分割法に対して国民会議派の民族派の領袖として反対運動を指導。ビルマ流刑後も独立運動に尽くした。
デュ‐ビニョー【Vincent Du Vigneaud】
[1901〜1978]米国の生化学者。ビタミンH(ビオチン)、ホルモンのオキシトシン・バソプレシン(抗利尿ホルモン)の構造決定・合成に成功し、たんぱく質の人工合成研究の基礎を築いた。1955年、...
なりた‐そうきゅう【成田蒼虬】
[1761〜1842]江戸後期の俳人。金沢の人。名は利定。高桑闌更(たかくわらんこう)に学び、師の没後、京都に出て東山双林寺の芭蕉堂を守り、各地を遊歴。句集「蒼虬翁句集」「蒼虬翁俳諧集」。
にった‐よしさだ【新田義貞】
[1301〜1338]鎌倉末期・南北朝時代の武将。上野の人。元弘3=正慶2年(1333)鎌倉幕府を滅ぼし、建武政権から重用されたが、のち、足利尊氏と対立。兵庫で楠木正成(くすのきまさしげ)ととも...