にしざわ‐いっぽう【西沢一鳳】
[1802〜1853]江戸後期の歌舞伎狂言作者。大坂の人。西沢一風の曽孫。家業の書店と貸本屋を営みながら、劇作および演劇考証に励んだ。著「脚色余録」「皇都午睡(みやこのひるね)」など。
ばんどう‐つまさぶろう【阪東妻三郎】
[1901〜1953]映画俳優。東京の生まれ。近代的な性格の英雄像を演じ、時代劇革新の一翼を担った。愛称、阪妻。代表作「雄呂血」「無法松の一生」など。
ひがしやま‐ちえこ【東山千栄子】
[1890〜1980]女優。千葉の生まれ。本名、河野せん。築地小劇場・俳優座で活躍。「桜の園」の女主人公役などで好評を得た。
ひじかた‐よし【土方与志】
[1898〜1959]演出家。東京の生まれ。久元の孫。本名、久敬(ひさよし)。私財を投じて築地小劇場を創設、日本の新劇確立に尽力。
ひらいわ‐ゆみえ【平岩弓枝】
[1932〜2023]小説家・劇作家。東京の生まれ。親しみやすいタッチで幅広いテーマを扱い、さまざまな時代を生きた女性を描き出し、共感を集める。「鏨師(たがねし)」で直木賞受賞。他に「花影の花」...
ビゼー【Georges Bizet】
[1838〜1875]フランスの作曲家。特にオペラにすぐれ、洗練された作曲技法によって、音楽と劇の内容とを融合させた。作品にオペラ「カルメン」「アルルの女」など。
ビュヒナー【Georg Büchner】
[1813〜1837]ドイツの劇作家。人間の実存を追求する写実的な作品を書いた。革命運動に加わり、亡命先のスイスで病死。戯曲「ダントンの死」「ウォイツェック」など。ビューヒナー。
ビョルンソン【Bjørnstjerne Bjørnson】
[1832〜1910]ノルウェーの小説家・劇作家。政治運動でも活躍。1903年ノーベル文学賞受賞。小説「日向丘の少女」「アルネ」、戯曲「人力以上」など。
ピランデッロ【Luigi Pirandello】
[1867〜1936]イタリアの劇作家・小説家。人間存在の二重性、狂気など、精神の危機を主題とした作品が多い。1934年ノーベル文学賞受賞。小説「故マッティア=パスカル氏」、戯曲「ヘンリー四世」...
ピーセムスキー【Aleksey Feofilaktovich Pisemskiy】
[1821〜1881]ロシアの小説家・劇作家。地方貴族や官吏の腐敗堕落した生活を克明に描いた。小説「千人の農奴」など。