いのうえ‐みつはる【井上光晴】
[1926〜1992]小説家・詩人。中国、旅順の生まれ。荒野(あれの)の父。被差別部落や在日朝鮮人、炭鉱の労働者などをテーマにした作品を多数発表。また、文学伝習所を開講して後進の育成にも尽力した...
エンゲル【Christian Lorenz Ernst Engel】
[1821〜1896]ドイツの統計学者。「エンゲルの法則」で有名。著「人間の価値」「ベルギー労働者家族の生活費」など。
おおい‐けんたろう【大井憲太郎】
[1843〜1922]社会運動家。大分の生まれ。自由民権運動の指導者で、明治15年(1882)自由党に加わる。朝鮮政府の改革を意図して大阪事件を起こし、入獄。同25年東洋自由党を結成。労働者・...
くろい‐せんじ【黒井千次】
[1932〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、長部舜二郎(おさべしゅんじろう)。「内向の世代」の作家の一人。富士重工勤務のかたわら、企業の労働者を描いた「時間」を執筆。他に「群棲(ぐんせい)」「カ...
こばやし‐たきじ【小林多喜二】
[1903〜1933]小説家。秋田の生まれ。プロレタリア作家として、国家権力に抵抗する労働者・農民の姿を描いた。官憲に逮捕され、拷問により虐殺された。作「蟹工船」「党生活者」「不在地主」など。
ゴムルカ【Władysław Gomułka】
[1905〜1982]ポーランドの政治家。ポーランド労働者党に入り、反ファシズム運動に参加。第二次大戦後、統一労働者党を結成。一時逮捕されたが1956年に復活、1970年まで第一書記を務めた。ゴ...
シリトー【Alan Sillitoe】
[1928〜2010]英国の小説家。下層労働者階級の生活感情や意識を描いた「土曜の夜と日曜の朝」で認められた。ほかに「長距離ランナーの孤独」など。
ジュオー【Léon Jouhaux】
[1879〜1954]フランスの労働運動指導者。1909年からフランスの労働総同盟書記長。労使協調主義を唱え、第二次大戦後、共産党の影響力が増大したため脱退し、労働組合「労働者の力」を結成。19...
せき‐はじめ【関一】
[1873〜1935]社会政策学者・都市行政家。静岡の生まれ。東京高等商業学校教授、大阪市長、貴族院議員などを歴任。社会政策を研究したが、招かれて大阪市助役・市長を務め、大阪港整備、市営住宅・公...
チトー【Tito】
[1892〜1980]ユーゴスラビアの政治家。本名、ヨシップ=ブロズ(Josip Broz)。第二次大戦で、人民解放軍・パルチザンを指揮してドイツ軍に抵抗。1945年、ユーゴスラビア連邦人民共和...