かくにょ【覚如】
[1271〜1351]鎌倉後期の浄土真宗の僧。親鸞(しんらん)の曽孫。大谷廟堂を本願寺と称し、親鸞の孫如信から相続した三代伝持の血脈を説いて教団統一を図った。著「親鸞伝絵」「報恩講式」「口伝鈔」など。
きょうにょ【教如】
[1558〜1614]安土桃山時代の浄土真宗の僧。大坂の人。諱(いみな)は光寿。顕如(けんにょ)の長男。石山の合戦で織田信長と戦い、父の死後に本願寺12世を継いだが豊臣秀吉の命で隠退。徳川家康の...
しば‐しょうじょ【司馬相如】
[前179〜前117]中国、前漢の文人。成都(四川省)の人。字(あざな)は長卿。梁の孝王の客となって作った「子虚賦」が武帝の賞賛を受け、召されて宮廷詩人となった。漢代を代表する賦の第一人者で、ほ...
しんにょ【真如】
[799〜865]平安初期の真言宗の僧。平城天皇の第3皇子。俗名は高岳(たかおか)親王。嵯峨天皇即位とともに皇太子となったが、薬子(くすこ)の変で出家。貞観3年(861)入唐し、仏跡巡拝のためイ...
じゅんにょ【准如】
[1577〜1631]安土桃山から江戸初期にかけての僧。浄土真宗本願寺派第12世。西本願寺の開祖。顕如の第4子。徳川家康の建立した東本願寺に長兄教如が入ったことから、東西本願寺の対立が起こった。
とう‐せきじょ【鄧石如】
[1743〜1805]中国、清代の書家。安徽(あんき)省懐寧の人。初名は琰(えん)で石如と字(あざな)したが、のち名を石如、字を頑伯と改める。号、完白山人。篆隷(てんれい)をよくし、篆刻にも新生...
のさか‐あきゆき【野坂昭如】
[1930〜2015]小説家。神奈川の生まれ。コント作家、CMソング作詞家を経て本格的執筆活動に入る。自らを「焼け跡闇市派」と呼び、戯作風の饒舌体(じょうぜつたい)で戦争の悲惨さや人間の内面を描...
りくにょ【六如】
[1734〜1801]江戸中期の天台宗の僧侶・漢詩人。近江の人。俗姓は苗村。名は慈周。六如は字。江戸寛永寺明静院、京都善光院住持。宋詩を範として新詩風を興したことで知られる。著作に「六如庵詩鈔」...
りん‐しょうじょ【藺相如】
中国、戦国時代の趙の政治家。恵文王に仕え、和氏(かし)の璧(たま)を城15と交換するために秦に使したが、秦の昭王の策謀を見抜き、璧を全うして持ち帰ったという「完璧(かんぺき)」の故事、および将軍...
れんにょ【蓮如】
[1415〜1499]室町中期の浄土真宗の僧。本願寺第8世。京都の人。諱(いみな)は兼寿。号、信証院。諡号(しごう)は慧灯大師。宗旨を平易な文で説く「御文(おふみ)(御文章)」を送って布教し、門...