ゆかわ‐ひでき【湯川秀樹】
[1907〜1981]理論物理学者。東京の生まれ。小川琢治の三男。京大教授。中間子の存在を予言し、坂田昌一・武谷三男らと協力して中間子理論を展開。その後、非局所場の理論、素粒子の統一理論へと発展...
ユクスキュル【Jakob Johann Uexküll】
[1864〜1944]ドイツの理論生物学者。人間中心の見方を排し、動物には生活主体として知覚し働きかける固有の環境、環世界があると説き、行動生物学への道を開いた。
ユスティニアヌス【Justinianus】
(1世)[483ころ〜565]東ローマ帝国皇帝。在位527〜565。皇后テオドラや名将ベリサリウスらに補佐されて、ゴート・バンダル両王国を討ってローマ帝国の旧領を回復。絹織物業を興し、聖ソフィア...
ユヌス【Muhammad Yunus】
[1940〜 ]バングラデシュの経済学者。バングラデシュ(当時は英領インド帝国)のチッタゴン生まれ。ダッカ大学卒業後、米国バンダービルト大学で博士号取得。帰国後はチッタゴン大学の経済学部長となる...
ゆ‐へいはく【兪平伯】
[1899〜1990]中国の詩人・学者。浙江(せっこう)省徳清の人。本名、兪銘衡。新文学運動の草創期の詩人で、詩集に「冬夜」などがある。のち、主として古典文学の考証・批評に専心。「紅楼夢」研究は...
ユング【Carl Gustav Jung】
[1875〜1961]スイスの心理学者・精神医学者。最初フロイトの精神分析に共鳴しその発展に貢献したが、のちに独自の分析的心理学を確立。集合的無意識および元型の存在を主張。また、性格を内向型と外...
ユーイング【James Alfred Ewing】
[1855〜1935]英国の工学者・地震学者。1878年(明治11)来日し、東大で機械工学や電磁気学を教授。また、地震の研究を行い、振り子型地震計を製作した。83年帰国。
ユークリッド【Euclid】
[前330ころ〜前260ころ]ギリシャの数学者。プラトンに学び、アレクサンドリアで教育に従事。「ストイケイア」を著し、幾何学の祖とされる。現存する著はほかに「光学」「音程論」などがある。ギリシ...
ユーリー【Harold Clayton Urey】
[1893〜1981]米国の化学者。重水を分離し、水素の同位体の重水素を発見。第二次大戦中は原爆製造に参加し、戦後は平和運動を推進。1934年ノーベル化学賞受賞。
よう‐しんねい【楊振寧】
[1922〜 ]中国の理論物理学者。安徽(あんき)省生まれ。渡米してフェルミに師事。1956年に李政道と共同で素粒子の弱い相互作用におけるパリティーの非保存の理論を提唱。理論が実証され、1957...