さん‐とう【山濤】
[205〜283]中国、晋代の政治家。懐(河南省)の人。字(あざな)は巨源。晋の武帝に仕えて重用された。竹林の七賢の一人。
さんらく【山楽】
⇒狩野山楽(かのうさんらく)
やまがた‐ばんとう【山片蟠桃】
[1748〜1821]江戸後期の商人・学者。播磨(はりま)の人。本名、長谷川有躬。大坂の両替商升屋に番頭として仕え、主家の興隆に尽くした。また、懐徳堂で儒学を学び、さらに天文学・蘭学を修め、合理...
やまだ‐いすず【山田五十鈴】
[1917〜2012]女優。大阪の生まれ。本名、美津(みつ)。溝口健二監督の映画「浪華悲歌(なにわエレジー)」「祇園(ぎおん)の姉妹(きょうだい)」に主演して地位を確立。「ベルさん」の愛称で親し...
やまだ‐かつろう【山田克郎】
[1910〜1983]小説家。朝鮮の生まれ。本名、克朗。戦中・戦後にわたり海洋を舞台にした青春冒険小説を数多く手がける。他に人物の評伝や、麻雀にまつわる小説なども執筆した。「海の廃園」で直木賞受...
やまだ‐けんぎょう【山田検校】
[1757〜1817]江戸後期の箏曲(そうきょく)演奏家・作曲家。江戸の人。名は斗養一(とよいち)。幼時に失明して箏曲を学び、声楽本位の山田流箏曲を創始。語り物の要素の強い、江戸趣味に合った新曲...
やまだ‐たいち【山田太一】
[1934〜2023]脚本家・小説家。東京の生まれ。本姓、石坂。テレビドラマの脚本家として活躍し、「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎(りんご)たち」など、多くのヒット作を手がけた。小説「異人たち...
やまだ‐ほうこく【山田方谷】
[1805〜1877]幕末・明治前期の陽明学者。備中の人。名は球。通称、安五郎。方谷は号。幕末期に松山藩の財政整理と藩政改革に成功。明治維新後は閑谷(しずたに)学校の再興に尽力した。
やまだ‐まさき【山田正紀】
[1950〜 ]小説家。愛知の生まれ。SF「神狩り」でデビュー。SF・ミステリー・ホラー・冒険小説など幅広い分野で活躍。他に「火神(アグニ)を盗め」「神々の埋葬」「最後の敵」「機神兵団」「ミステ...
やまだ‐ようじ【山田洋次】
[1931〜 ]映画監督。大阪の生まれ。ユーモアあふれる人情喜劇を描き、絶大な人気を得る。特に、主演の渥美清が亡くなるまで作り続けた「男はつらいよ」シリーズは、国民的映画として圧倒的に支持された...