しおばら‐たすけ【塩原多助】
[1743〜1816]江戸後期の商人。上野(こうずけ)の人。江戸に出て本所相生町に炭屋を営み、刻苦して富豪となった。三遊亭円朝作の人情噺(にんじょうばなし)や歌舞伎などに脚色され、特に愛馬の青(...
しが‐きよし【志賀潔】
[1871〜1957]細菌学者。宮城の生まれ。伝染病研究所、北里柴三郎所長のもとで研究。明治31年(1898)志賀菌(志賀赤痢菌)を発見。ドイツに留学してエールリヒのもとで研究し、世界初の結核治...
しばた‐みなお【柴田南雄】
[1916〜1996]作曲家。東京の生まれ。雄次の子。東京芸大教授。二十世紀音楽研究所を設立、前衛音楽のリーダーとして活躍した。十二音技法の歌曲「朝の歌」の他、「コンソート‐オブ‐オーケストラ」...
しばの‐りつざん【柴野栗山】
[1736〜1807]江戸中期の儒学者。讃岐(さぬき)の人。名は邦彦。後藤芝山(ごとうしざん)に学び、江戸に出て昌平坂学問所の教官となった。のち、老中松平定信に寛政異学の禁を建議した。寛政の三助...
しぶさわ‐けいぞう【渋沢敬三】
[1896〜1963]実業家。東京の生まれ。栄一の孫。日本銀行総裁を経て、敗戦後、幣原(しではら)内閣の蔵相に就任。民俗学・生物学の学者としても知られ、常民文化研究所を主宰、多くの研究者を援助した。
しまづ‐しげひで【島津重豪】
[1745〜1833]江戸後期の薩摩藩主。藩校や医学院の創設など文化事業を推進。債務解消のため調所広郷(ずしょひろさと)を登用して財政改革を図った。
シュティルナー【Max Stirner】
[1806〜1856]ドイツの哲学者。本名、ヨハン=カスパール=シュミット(Johann Kaspar Schmidt)。ヘーゲル左派に属し、一切の外的権威を排斥して自我のみが実在であり、権威を...
すがわら‐の‐みちざね【菅原道真】
[845〜903]平安前期の公卿・学者・文人。是善(これよし)の子。宇多天皇の信任が厚く、寛平6年(894)遣唐使に任ぜられたが献言してこれを廃止。延喜元年(901)藤原時平の中傷により大宰権帥...
すぎた‐せいけい【杉田成卿】
[1817〜1859]江戸後期の蘭学者。江戸の人。名は信。号は梅里。玄白の孫。坪井信道に学び、のち蕃書調所教授となる。訳著に「医戒」「済生三方」「砲術訓蒙(くんもう)」などがあり、蘭文(らんぶん...
すぎやま‐もとじろう【杉山元治郎】
[1885〜1964]農民運動家・政治家。大阪の生まれ。クリスチャンとなり、東北地方で伝道活動に従事。大正11年(1922)賀川豊彦らと日本農民組合を結成。昭和7年(1932)以後、衆議院議員。...