よう‐しゅ【楊朱】
中国、戦国時代の思想家。自己の欲望を満足させることが自然に従うものであるとする為我説を唱え、儒家・墨家に対抗した。その説は「列子」「荘子」などに断片的にみえる。生没年未詳。楊子。
よう‐ゆうき【養由基】
中国、春秋時代の弓の名人。楚の人。百歩の距離から柳葉を射て百発百中し、また、弓矢の調子を整えただけで猿が鳴き叫んだという。生没年未詳。養由。
よどや‐たつごろう【淀屋辰五郎】
江戸中期の大坂の豪商。宝永2年(1705)町人の分限を越えたぜいたくのため、所払いの刑を受けたという。浄瑠璃・歌舞伎などに脚色されている。生没年未詳。
よねざわ‐ひこはち【米沢彦八】
落語家。 (初世)[?〜1714]上方落語の祖。大坂の生玉(いくたま)神社境内で興行した仕方物真似で人気を博す。著作に「軽口御前男」「軽口大矢数」など。 (2世) 京都の落語家。祇園境内など...
ヨハネ【Johannes】
イエスの十二使徒の一人。ガリラヤの漁夫ゼベダイの子。大ヤコブと兄弟。イエスの死後、エルサレム教会の指導者。新約聖書中の「ヨハネによる福音書」「ヨハネ黙示録」「ヨハネ三書簡」の著者とされる。生没...
らい‐くにつぐ【来国次】
鎌倉後期の刀工。国俊の女婿で、のち正宗の門に入り正宗十哲の一人に挙げられる。生没年未詳。
らい‐くにとし【来国俊】
鎌倉後期の刀工。国行の子。来派の代表者。銘に「国俊」の2字のものと、来を冠した3字のものとがあって作風も異なるため、同人説・別人説の両方がある。生没年未詳。
らい‐くにみつ【来国光】
室町前期の刀工。国俊の子。国次と並ぶ来派の名工。生没年未詳。
らい‐くにゆき【来国行】
鎌倉中期の刀工。来派の事実上の始祖。生没年未詳。
ら‐かんちゅう【羅貫中】
中国、元末・明初の小説家。太原(山西省)の人。名は本(ほん)、号は湖海散人。著「三国志演義」「隋唐演義」「平妖(へいよう)伝」など。「水滸(すいこ)伝」の編者または作者の一人ともいう。生没年未詳。