のむら‐ぼうとうに【野村望東尼】
[1806〜1867]江戸末期の歌人。名はもと。号、招月・向陵。福岡藩士野村貞貫の後妻。夫の死後、剃髪(ていはつ)して望東尼と称した。和歌を大隈言道に師事。勤王の志厚く、高杉晋作らと親交があった...
ばいてい‐きんが【梅亭金鵞】
[1821〜1893]江戸末期・明治初期の戯作者。江戸の人。本名、瓜生政和。滑稽本「七偏人」、人情本「柳之横櫛」などを執筆。維新後は風刺雑誌「団団珍聞(まるまるちんぶん)」の主筆として活躍。
ひの‐すけとも【日野資朝】
[1290〜1332]鎌倉末期の公卿。後醍醐天皇に登用され、日野俊基らと討幕計画を進めたが、六波羅探題に探知されて、佐渡に配流(正中の変)。のち、佐渡で斬られた。
ひの‐としもと【日野俊基】
[?〜1332]鎌倉末期の公卿。後醍醐天皇に登用され、日野資朝らと討幕計画に参加したが、六波羅探題に探知されて、捕らえられた(正中の変)。のち、許されたが、元弘の変で再び捕らえられて鎌倉で斬られた。
ひろせ‐きょくそう【広瀬旭荘】
[1807〜1863]江戸末期の儒学者・漢詩人。豊後(ぶんご)の人。名は謙。淡窓の弟。兄を継いで咸宜園(かんぎえん)を経営。著「梅墩(ばいとん)詩鈔」。
フォッシュ【Ferdinand Foch】
[1851〜1929]フランスの軍人。第一次大戦末期、連合軍総司令官となって大戦を終結に導いた。対独強硬政策を主張。
ふじい‐ちくがい【藤井竹外】
[1807〜1866]江戸末期の漢詩人。摂津の人。名は啓。字(あざな)は士開。詩を頼山陽に学ぶ。七言絶句にすぐれ、絶句竹外と称された。著「竹外二十八字詩」など。
ふじた‐こしろう【藤田小四郎】
[1842〜1865]江戸末期の志士。水戸藩士。東湖の四男。名は信。幕府の攘夷(じょうい)延期を不満として筑波山で挙兵。上洛の途中で降伏し処刑された。→筑波山事件
ふじた‐とうこ【藤田東湖】
[1806〜1855]江戸末期の儒学者。水戸藩士。幽谷(ゆうこく)の二男。名は彪(たけき)。通称、虎之助。藩主徳川斉昭のもとで藩政改革に尽力。また、その思想は尊王攘夷運動に大きな影響を与えた。安...
ふじもと‐てっせき【藤本鉄石】
[1816〜1863]江戸末期の志士。岡山藩士。通称、津之助。天誅組(てんちゅうぐみ)の総裁となったが、討伐軍の攻撃を受けて戦死。