こだい‐の‐きみ【小大君】
平安中期の女流歌人。三十六歌仙の一人。三条院女蔵人(にょくろうど)左近の別称がある。生没年未詳。家集「小大君集」。こおおぎみ。
こなかむら‐きよのり【小中村清矩】
[1822〜1895]幕末から明治初期の国学者。江戸の人。号、陽春廬(やすむろ)。和歌山藩の古学館教授。「古事類苑」の編纂(へんさん)に参加。著「官職制度沿革史」「歌舞音楽略史」など。
こぼり‐えんしゅう【小堀遠州】
[1579〜1647]江戸初期の茶人・造園家。遠州流茶道の祖。近江(おうみ)の人。名は政一。号、宗甫・孤篷(こほう)庵。遠江守(とおとうみのかみ)。豊臣秀吉、徳川家康・秀忠らに仕え、作事奉行を務...
ごつちみかど‐てんのう【後土御門天皇】
[1442〜1500]第103代天皇。在位1464〜1500。後花園天皇の第1皇子。名は成仁(ふさひと)。在位中に応仁の乱が起こった。歌集「紅塵灰集」がある。
ごとば‐てんのう【後鳥羽天皇】
[1180〜1239]第82代天皇。在位1183〜1198。高倉天皇の第4皇子。名は尊成(たかなり)。祖父後白河法皇の院政下、神器継承なしに即位し、譲位後、土御門(つちみかど)・順徳・仲恭(ちゅ...
ごふしみ‐てんのう【後伏見天皇】
[1288〜1336]第93代天皇。在位、1298〜1301。伏見天皇の第1皇子。名は胤仁(たねひと)。足利尊氏(あしかがたかうじ)六波羅攻略のとき、花園上皇・光厳天皇らと東国へ逃れようとしたが...
ごみずのお‐てんのう【後水尾天皇】
[1596〜1680]第108代天皇。在位、1611〜1629。後陽成天皇の第3皇子。名は政仁(ことひと)。禁中並公家諸法度の制定などによる幕府の圧迫に対する不満から明正天皇に譲位、その後4代に...
さいぐう‐の‐にょうご【斎宮女御】
[929〜985]平安中期の女流歌人。三十六歌仙の一人。本名、徽子(きし)。斎宮を務め、のち、村上天皇の女御。家集に「斎宮女御集」がある。承香殿女御。
さいしょ‐あつこ【税所敦子】
[1825〜1900]歌人。京都の生まれ。宮内省に出仕、皇后(昭憲皇太后)に歌道をもって仕えた。歌集「御垣(みかき)の下草」など。
さいとう‐ひこまろ【斎藤彦麿】
[1768〜1854]江戸後期の国学者。三河の人。石見(いわみ)の松平氏に仕え、江戸に住み、賀茂季鷹・伊勢貞丈・本居宣長に学んだ。著「勢語図説抄」、歌集「蓬蕽集(ほうどうしゅう)」など。