みやざき‐かんち【宮崎寒雉】
[?〜1712]江戸中期の釜師。能登の人。名は義一。前田家の兵器や鳴物(なりもの)類を鋳造していたが、のち茶の湯釜を作った。子孫は代々寒雉を名のり、現在に至る。
みやざき‐さんまい【宮崎三昧】
[1859〜1919]小説家。江戸の生まれ。本名、璋蔵。新聞記者のかたわら、歴史小説を発表。作「嵯峨の尼物語」「桂姫」「塙団右衛門」など。
みやべ‐きんご【宮部金吾】
[1860〜1951]植物学者。江戸の生まれ。北大教授。北海道・千島・樺太(サハリン)の植物を調査・研究して、得撫(うるっぷ)・択捉(えとろふ)両島間に植物分布の境界線が引けることを発見、のち宮...
ミュッセ【Alfred de Musset】
[1810〜1857]フランスの詩人・小説家・劇作家。感受性豊かなロマン派の叙情詩人で、女流作家ジョルジュ=サンドとの恋愛は有名。詩集「スペインとイタリアの物語」、小説「世紀児の告白」、戯曲「戯...
やまもと‐せんじ【山本宣治】
[1889〜1929]生物学者・政治家。京都の生まれ。東大卒。サンガー夫人来日を機に産児制限運動に従事、以後、社会主義運動に近づき、第1回普通選挙で労働農民党から出馬し、当選。治安維持法の改悪に...
ユークリッド【Euclid】
[前330ころ〜前260ころ]ギリシャの数学者。プラトンに学び、アレクサンドリアで教育に従事。「ストイケイア」を著し、幾何学の祖とされる。現存する著はほかに「光学」「音程論」などがある。ギリシ...
ルイス【Harry Sinclair Lewis】
[1885〜1951]米国の小説家。米国社会の偽善性・俗物性などを風刺した作品を書いた。1930年ノーベル文学賞受賞。作「本町通り」「バビット」「アロースミス」など。
ルイセンコ【Trofim Denisovich Lïsenko】
[1898〜1976]ロシアの生物学者・農学者。植物の発育段階説を唱え、春化(しゅんか)処理法を研究。旧ソ連時代に環境条件によって獲得した形質は遺伝するという学説を発表し、スターリンの支持を得て...
ルウォフ【André Lwoff】
[1902〜1994]フランスの微生物学者。パスツール研究所で微生物遺伝学を研究。酵素・ウイルスの合成の遺伝的制御機構の研究により1965年、モノーとジャコブとともにノーベル生理学医学賞を受賞。
ロメール【Éric Rohmer】
[1920〜2010]フランスの映画監督。教師・映画誌編集を経て、1959年に長編第1作「獅子座」を監督。トリュフォーやゴダールらとともに、ヌーベルバーグの中心人物の一人となる。他に「海辺のポー...