げん‐う【厳羽】
中国、南宋の文人。邵武(しょうぶ)(福建省)の人。字(あざな)は儀卿(ぎけい)、号は滄浪(そうろう)。その著「滄浪詩話」は宋の詩話のうち唯一の体系的詩論書で、禅によって詩を論じ、特に盛唐詩を尊ん...
ゲーデル【Kurt Gödel】
[1906〜1978]米国の数学者・論理学者。オーストリアに生まれるが、ナチスに追われ渡米。記号論理学・数理哲学・集合論などに多大な業績を残した。特に、不完全性定理の証明は数学界に大きな影響を及...
こいずみ‐まこと【小泉丹】
[1882〜1952]動物学者。京都の生まれ。寄生虫学を専攻し、特に回虫について研究。著「蛔虫(かいちゅう)の研究」「進化学序講」など。
こじま‐きくお【児島喜久雄】
[1887〜1950]美術史家。東京の生まれ。美術評論家としても活躍し、特にレオナルド=ダ=ビンチの研究にすぐれた業績を残した。
コッハー【Emil Theodor Kocher】
[1841〜1917]スイスの外科医。新しい外科手術法・手術器具を多数考案し、特に甲状腺手術に大きな貢献をした。1909年、ノーベル生理学医学賞受賞。コッヘル。
コルトー【Alfred Cortot】
[1877〜1962]フランスのピアノ奏者。ロマン派以降の作品について造詣が深く、特にショパンの演奏で独特の境地を示した。
コーシー【Augustin Louis Cauchy】
[1789〜1857]フランスの数学者。多面体・弾性波・応力の理論を確立し、特に微積分の基礎および微分方程式の分野で貢献。著「解析学講義」「微積分法」など。
さかきばら‐こうしゅう【榊原篁洲】
[1656〜1706]江戸中期の儒学者。和泉(いずみ)の人。名は玄輔。木下順庵門下で、紀州徳川家の儒官となる。中国歴代の制度、特に明の法制を究めた。著「大明律例諺解」「易学啓蒙諺解大成」など。
さたけ‐あきひろ【佐竹昭広】
[1927〜2008]国文学者。東京の生まれ。京都大学、成城大学の教授を経て国文学研究資料館館長。古代・中世文学、特に万葉集の研究に業績を残した。
さつま‐の‐かみ【薩摩守】
1 薩摩国の長官。特に、平忠度(たいらのただのり)をさすことが多い。 2 《「薩摩守忠度(ただのり)」を「ただ乗り」にもじって》乗り物に無賃で乗ること。また、その人。ただのり。「—を決め込む...