ボールディング【Kenneth Ewart Boulding】
[1910〜1993]米国の経済学者。英国生まれ。経済学を社会システム全体の中でとらえる観点を打ち出した。エコロジー論などにも業績をあげ、また平和運動にも取り組んだ。「宇宙船地球号」の概念を経済...
ポッパー【Karl Raimund Popper】
[1902〜1994]オーストリア生まれの英国の哲学者。科学方法論を「反証可能性」の理論によって展開。また、漸次的な社会工学の理念を提起した。著「科学的発見の論理」「歴史主義の貧困」など。ポパー。
ポランニー【Polanyi】
(Karl 〜)[1886〜1964]ハンガリー生まれの経済学者。主として米国で活躍。物資の交換形態として互酬・再分配・交換の3様式を摘出し、市場社会と非市場社会に考察を加えて経済人類学を体系...
ポルフュリオス【Porphyrios】
[232ころ〜304ころ]新プラトン学派の哲学者。シリアの生まれ。プロティノスの弟子で、師の思想の普及に努めた。また、著「アリストテレスのカテゴリー論入門」はスコラ学に影響を及ぼした。
マイケルソン【Albert Abraham Michelson】
[1852〜1931]米国の物理学者。ドイツの生まれ。精密な二光線干渉計を発明、マイケルソン・モーリーの実験を行う。1907年ノーベル物理学賞受賞。
マイモニデス【Maimonides】
[1135〜1204]中世のユダヤ人神学者・哲学者・医師。スペインのコルドバの生まれ。カイロのユダヤ教団を指導し、中世ユダヤ教神学の合理的基礎づけを試みた。著「迷える人々の手引き」など。イブン=...
マイヤーホーフ【Otto Fritz Meyerhof】
[1884〜1951]米国の生理化学者。ドイツ生まれ。ナチスに追われ渡米。筋肉における乳酸の生成などを研究し、筋収縮のエネルギーが解糖によって得られることを解明した。1922年ノーベル生理学医学...
まえかわ‐はるお【前川春雄】
[1911〜1989]銀行家。東京の生まれ。日本輸出入銀行副総裁などを経て、昭和54年(1979)日本銀行総裁に就任。第二次オイルショックに際して金融引き締め政策を取り、インフレの克服に尽力した...
まえかわ‐やすお【前川康男】
[1921〜2002]児童文学作家。東京の生まれ。学徒出陣し、中国で終戦。戦争や国家の問題を問う「ヤン」「魔神の海」を発表。「かわいそうな自動車の話」で野間児童文芸賞を受賞。他に「奇跡クラブ」「...
まえじま‐ひそか【前島密】
[1835〜1919]官僚・政治家。越後の生まれ。郵便制度の調査のため渡英、帰国後、官営の郵便事業を創始。「郵便」「切手」などの名称を定めた。国字改良論者としても知られる。