ケイ【Ellen Karolina Sofia Key】
[1849〜1926]スウェーデンの婦人思想家・教育家。母性尊重・家庭教育重視の立場から社会問題を論じ、婦人運動の先駆的役割を果たした。著「恋愛と結婚」「児童の世紀」など。エレン=ケイ。
シュモラー【Gustav von Schmoller】
[1838〜1917]ドイツの経済学者。新歴史学派の代表者で、社会政策学会を設立し、指導的役割を果たした。また、「シュモラー年報」を創刊。著「国民経済学原論」など。
シュライデン【Matthias Jakob Schleiden】
[1804〜1881]ドイツの植物学者。シュワンと協力して、生物の細胞説を提唱した先駆者。著「科学的植物学」。
たちはら‐みちぞう【立原道造】
[1914〜1939]詩人。東京の生まれ。堀辰雄・室生犀星(むろうさいせい)に師事。リルケを好み、「四季」の同人として音楽的な叙情詩を発表した。詩集「萱草(わすれぐさ)に寄す」「暁と夕の詩」など。
たなか‐あかまろ【田中阿歌麿】
[1869〜1944]日本の湖沼学・陸水学の開拓者。東京の生まれ。ベルギーのブリュッセル大学で地理学を学ぶ。帰国後、全国の主要湖沼を科学的に調査。昭和6年(1931)日本陸水学会を創立。著「諏訪...
たなか‐しょうへい【田中正平】
[1862〜1945]物理学者・音楽理論家。兵庫の生まれ。ドイツでヘルムホルツに師事、音階の純正調理論を研究し、純正調オルガンを発明。邦楽にも理論的解明を与えた。著「純正調の研究(独文)」「日本...
たなべ‐ひさお【田辺尚雄】
[1883〜1984]音楽学者。東京の生まれ。東洋音楽学会初代会長。武蔵野音大教授。日本および東洋音楽の科学的研究の先駆者で、正倉院楽器調査などに従事。学士院賞受賞。昭和56年(1981)文化功...
たにぐち‐よしろう【谷口吉郎】
[1904〜1979]建築家。石川の生まれ。東工大教授。日本の伝統的な様式を継承した近代建築を多数設計。作品に東宮御所・東京国立近代美術館などがある。また明治村の設立に尽力し、初代館長となった。...
たにざき‐じゅんいちろう【谷崎潤一郎】
[1886〜1965]小説家。東京の生まれ。精二の兄。第二次「新思潮」同人。「刺青(しせい)」などで永井荷風に認められ、耽美的作風に新しい境地を開く。関西移住後は、古典的な日本美に傾倒し、独自の...
タマヨ【Rufino Tamayo】
[1899〜1991]メキシコの画家。インディオ芸術を基礎に欧州の前衛様式を取り入れ、独自の象徴的世界を描いた。