たかやす‐げっこう【高安月郊】
[1869〜1944]詩人・劇作家・評論家。大阪の生まれ。本名、三郎。詩作のかたわら、イプセンの作品などを翻訳・紹介。また、新歌舞伎を発表。詩集「夜濤集」、戯曲「江戸城明渡」「桜時雨」、評論「東...
たきぐち‐しゅうぞう【滝口修造】
[1903〜1979]詩人・美術評論家。富山の生まれ。ダダイスム・シュールレアリスムの芸術論により作詩。現代芸術理論の紹介者・評論家として活躍。著「近代芸術」など。
たけのぶ‐よしたろう【武信由太郎】
[1863〜1930]英語学者。鳥取の生まれ。英字新聞「ジャパンタイムズ」「英語青年」を創刊。海外への日本紹介に努めた。著「武信和英大辞典」。
たなか‐おうどう【田中王堂】
[1868〜1932]哲学者・評論家。埼玉の生まれ。本名は喜一。米国留学中にデューイの思想を学び、日本にプラグマティズム哲学を紹介。著「哲人主義」「我が非哲学」など。
たむら‐りゅういち【田村隆一】
[1923〜1998]詩人。東京の生まれ。第二次大戦後、鮎川信夫らと「荒地」を創刊。戦後詩の旗手として活躍。「言葉のない世界」で高村光太郎賞、「詩集1946〜1976」で無限賞、「奴隷の歓び」で...
つじ‐じゅん【辻潤】
[1884〜1944]評論家。東京の生まれ。放浪生活を送り、ワイルド・シュティルナーなどの世紀末文学・思潮やダダイスムを紹介。著「浮浪漫語」「ですぺら」など。
ツルゲーネフ【Ivan Sergeevich Turgenev】
[1818〜1883]ロシアの小説家。人道主義に立って社会問題を取り上げる一方、叙情豊かにロシアの田園を描いた。二葉亭四迷の訳で早くから日本に紹介された。作「猟人日記」「ルージン」「父と子」など...
つるみ‐しゅんすけ【鶴見俊輔】
[1922〜2015]評論家・哲学者。東京の生まれ。米国ハーバード大学で学んだのち、昭和21年(1946)、都留重人・丸山真男・姉の鶴見和子らと「思想の科学」を創刊。プラグマティズムや論理実証主...
ときわ‐しんぺい【常盤新平】
[1931〜2013]小説家・翻訳家。岩手の生まれ。ミステリー雑誌の編集長を経て執筆活動に入る。米国現代文学の翻訳者として活躍、また米国の現実を日本に紹介した。マフィアの研究家としても知られる。...
なかざわ‐りんせん【中沢臨川】
[1878〜1920]評論家。長野の生まれ。本名、重雄。19世紀後半の西欧文芸・思想を紹介。評論「鬢華(びんげ)集」「破壊と建設」、評伝「トルストイ」「ベルグソン」など。