いのうえ‐しげよし【井上成美】
[1889〜1975]軍人。海軍大将。宮城の生まれ。軍務局長・第四艦隊司令長官・海軍次官などを歴任。日独伊三国同盟に反対、空軍を重視し大艦巨砲主義を批判。 阿川弘之によるの伝記小説。昭和6...
おおしま‐ますみ【大島真寿美】
[1962〜 ]小説家。愛知の生まれ。劇団を主宰の後、小説家に転身。平成4年(1992)「春の手品師」で文学界新人賞を受賞し作家デビュー。近松半二の生涯を描いた小説「渦 妹背山婦女庭訓(いもせや...
かわかみ‐ひろみ【川上弘美】
[1958〜 ]小説家。東京の生まれ。中学・高校の理科教師を務めたのち、文筆活動に入る。「蛇を踏む」で芥川賞受賞。「真鶴」で芸術選奨。他に「溺レる」「センセイの鞄」「古道具中野商店」など。
きたお‐まさよし【北尾政美】
[1764〜1824]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。名は紹真(つぐざね)。のち鍬形蕙斎(くわがたけいさい)の名で聞こえた。北尾重政の門下で、黄表紙などの挿絵を描く一方、美人画・武者絵を発表。のち...
くろいた‐かつみ【黒板勝美】
[1874〜1946]歴史学者。長崎の生まれ。号、虚心。東大教授。「国史大系」の校訂に従事。日本古文書学の確立者。エスペラント語の開拓者でもある。著「国史の研究」「虚心文集」など。
さんじょう‐さねとみ【三条実美】
[1837〜1891]幕末・明治前期の公家・政治家。実万(さねつむ)の四男。急進的攘夷派の指導者として、長州藩と提携。文久3年(1863)8月18日の政変で七卿落ちの一人として長州に逃れた。明治...
せとうち‐はるみ【瀬戸内晴美】
瀬戸内寂聴の旧名。
なつめ‐せいび【夏目成美】
[1749〜1817]江戸後期の俳人。江戸の人。名は包嘉。通称、井筒屋八郎右衛門。別号、随斎など。浅草蔵前の札差(ふださし)。乙二(おつに)・大江丸らと交わり、小林一茶の後援者でもあった。句集「...
ふじやま‐かんび【藤山寛美】
[1929〜1990]喜劇俳優。大阪の生まれ。本名、稲垣完治。松竹新喜劇に参加、阿呆役で一世を風靡(ふうび)した。
ふじわら‐ともみ【藤原智美】
[1955〜 ]小説家・随筆家。福岡の生まれ。雑誌記者・コピーライターを経て、文筆の道に入る。「運転士」で芥川賞受賞。他に小説「王を撃て」、エッセー「ぼくが眠って考えたこと」など。