むらの‐しろう【村野四郎】
[1901〜1975]詩人。東京の生まれ。新即物主義による実験的作品を発表、のち存在の根源を重視する実存的な詩風を示した。詩集「体操詩集」「亡羊記」など。
むらまつ‐しょうふう【村松梢風】
[1889〜1961]小説家。静岡の生まれ。本名、義一。友視(ともみ)の祖父。考証的な人物評伝に独自性を発揮した。作「本朝画人伝」「近世名勝負物語」「残菊物語」など。
むろ‐きゅうそう【室鳩巣】
[1658〜1734]江戸中期の儒学者。江戸の人。名は直清。別号、滄浪。加賀前田家に仕え、藩命により木下順庵に学び、朱子学を信奉。のち、新井白石の推挙で将軍徳川吉宗の侍講となる。著「六諭衍義(り...
ムンク【Edvard Munch】
[1863〜1944]ノルウェーの画家。愛と死・孤独・不安などのテーマを象徴的に描き、表現主義の先駆者の一人とされる。版画も制作。作「叫び」など。
メーテルリンク【Maurice Maeterlinck】
[1862〜1949]ベルギーの詩人・劇作家。象徴主義演劇に新生面を開いた。1911年ノーベル文学賞受賞。詩集「温室」、戯曲「ペレアスとメリザンド」「青い鳥」など。
もうし【孟子】
[前372ころ〜前289]中国、戦国時代の思想家。鄒(すう)(山東省)の人。名は軻(か)。字(あざな)は子輿(しよ)。仁義王道による政治を説き、自ら孔子の継承者をもって任じ、性善説・易姓革命説...
もうり‐もとなり【毛利元就】
[1497〜1571]戦国時代の武将。陶晴賢(すえはるかた)・大内義長・尼子義久らを滅ぼし、山陰・山陽10か国を領有する戦国大名となった。隆元・元春・隆景の三子に与えた一族団結を説く教訓は、三本...
モレアス【Jean Moréas】
[1856〜1910]フランスの詩人。ギリシャ生まれ。象徴主義の理論的指導者。のち、古典主義へ移行。詩集「スタンス」「情熱の巡礼」。
モンドリアン【Pieter Cornelis Mondriaan】
[1872〜1944]オランダの画家。新造形主義を提唱し、水平線と垂直線、三原色と無彩色により画面を構成した。ピエト=モンドリアン。
ヤスパース【Karl Jaspers】
[1883〜1969]ドイツの哲学者。現象学的精神病理学の専門家として「精神病理学総論」を著して名声を得たが、のちに哲学へ移行。ハイデッガーとならぶ実存主義哲学の代表者となった。著「哲学」「実存...