はん‐かい【樊噲】
[?〜前189]中国、前漢の武将。沛(はい)(江蘇省)の人。鴻門の会で項羽に殺されかけた劉邦(りゅうほう)の危機を救い、天下統一後、舞陽侯に封ぜられた。
ふじわら‐の‐しょうし【藤原彰子】
⇒上東門院(じょうとうもんいん)
ふじわら‐の‐ただふみ【藤原忠文】
[873〜947]平安中期の公卿。民部卿。平将門の乱では征東大将軍、藤原純友の乱では征西大将軍に任ぜられたが、その功に恩賞が与えられなかったのは藤原実頼の反対のためと恨み、死後も実頼の子女に祟(...
ふじわら‐の‐ただみち【藤原忠通】
[1097〜1164]平安後期の公卿。忠実の長男。別称、法性寺殿(ほっしょじどの)。摂政・関白。美福門院と結んで父および弟頼長と対立し、保元の乱の原因となった。書にすぐれて、法性寺流の開祖。漢詩...
ふじわら‐の‐ひでさと【藤原秀郷】
平安中期の東国の武将。俗称、俵藤太(たわらとうた)。平将門の乱を平貞盛とともに平定し、下野守・武蔵守となる。小山・結城氏などはその子孫。百足(むかで)退治の伝説でも知られる。生没年未詳。
ふじわら‐の‐もとつね【藤原基経】
[836〜891]平安前期の公卿。諡号(しごう)、昭宣公。通称、堀河太政大臣。叔父良房の養子となり、応天門の変で伴善男を失脚させ、また、光孝・宇多両天皇を擁立して最初の関白となり、娘温子を女御と...
ふじわら‐の‐よしふさ【藤原良房】
[804〜872]平安前期の公卿。冬嗣の二男。通称、白河殿・染殿。嵯峨天皇の皇女潔姫を迎え、娘明子(あきらけいこ)を文徳天皇の妃とし、人臣で初の太政大臣。また、応天門の変後、摂政となった。「続日...
みやざき‐さんまい【宮崎三昧】
[1859〜1919]小説家。江戸の生まれ。本名、璋蔵。新聞記者のかたわら、歴史小説を発表。作「嵯峨の尼物語」「桂姫」「塙団右衛門」など。
むそう‐そせき【夢窓疎石】
[1275〜1351]南北朝時代の臨済宗の僧。伊勢の人。一山一寧・高峰顕日に師事。後醍醐天皇・足利尊氏らの篤信を受け、京都嵯峨に天竜寺を開山。天竜寺船による貿易を促し、また造園芸術を発展させた。...
れんにょ【蓮如】
[1415〜1499]室町中期の浄土真宗の僧。本願寺第8世。京都の人。諱(いみな)は兼寿。号、信証院。諡号(しごう)は慧灯大師。宗旨を平易な文で説く「御文(おふみ)(御文章)」を送って布教し、門...