ただよし【忠吉】
[1572〜1632]江戸初期の刀工。肥前の人。本名、橋本新左衛門。埋忠明寿(うめただみょうじゅ)に学び、鍋島家に仕えた。武蔵大掾(だいじょう)を受領し、忠広と改名。
たつの‐ゆたか【辰野隆】
[1888〜1964]フランス文学者・随筆家。東京の生まれ。辰野金吾の長男。東大でフランス文学を講じ、門下から渡辺一夫・小林秀雄らが輩出。著「ボオドレエル研究序説」「忘れ得ぬ人々」など。
つだ‐すけなお【津田助直】
江戸前期の刀工。近江(おうみ)の人。通称、孫太夫。2世津田助広の門人。近江守と称した。生没年未詳。
つちみかど‐みちちか【土御門通親】
[1149〜1202]鎌倉初期の廷臣。村上源氏の出。内大臣兼右近衛大将。源頼朝と手を結ぶ関白九条兼実(くじょうかねざね)を退け、外孫の土御門天皇を即位させ、権力を握って鎌倉幕府に対抗した。和歌も...
つちや‐やすちか【土屋安親】
[1670〜1744]江戸中期の装剣金工家。出羽(でわ)の人。通称、弥五八。晩年、東雨と号す。江戸に出て奈良派の門に入る。特に鐔(つば)を得意とし、多様な技法による雅味豊かな作品を生んだ。奈良三...
つぼい‐しんどう【坪井信道】
[1795〜1848]江戸後期の蘭方医。美濃の人。名は道。号、誠軒など。江戸で開業後、萩藩の侍医。門下に緒方洪庵・川本幸民らがいる。著「診候大概」など。
つぼい‐よしちか【壺井義知】
[1657〜1735]江戸中期の有職故実家。河内(かわち)の人。名は「よしとも」とも。号、鶴翁など。通称、安左衛門。実証的研究を確立し、多くの門人を指導した。著「装束要領抄」など。
つむり‐の‐ひかる【頭光】
[1754〜1796]江戸後期の狂歌師。江戸の人。本名、岸宇右衛門。別号、桑楊庵(そうようあん)・2世巴人亭。江戸日本橋亀井町の町代で、蜀山人に師事。狂歌四天王の一人。
つるが‐しんない【鶴賀新内】
[?〜1810]新内節の太夫の芸名。2世。鶴賀若狭掾の門弟で、鼻にかかった独特の節回しで人気を得た。
とう‐しょうへい【鄧小平】
[1904〜1997]中国の政治家。四川省嘉定の人。フランス留学中に中国共産党に入党。帰国後、長征・抗日戦に参加。1956年以来、党総書記・政治局常務委員などを歴任。文化大革命と1976年の天安...