えん‐ばい【袁枚】
[1716〜1797]中国、清代の文人。字(あざな)は子才。号は簡斎・随園老人。詩は格式にとらわれず、自己の性情を自由に表現すべきものと性霊(せいれい)説を主張。食通としても知られ、「随園食単」...
おおえ‐の‐おとんど【大江音人】
[811〜877]平安前期の学者。儒家としての大江家の基礎を築いた。師の菅原是善らと「貞観格式」を編纂(へんさん)。「弘帝範」「群籍要覧」を撰進(せんしん)。家集「江音人集」。江相公。
ぎどう‐さんし【儀同三司】
《儀礼の格式が三司(太政大臣・左大臣・右大臣)と同じである意》准大臣の異称。 《儀同三司を自称したところから》藤原伊周(ふじわらのこれちか)の異称。
ごこうみょう‐てんのう【後光明天皇】
[1633〜1654]第110代天皇。在位1643〜1654。後水尾天皇の皇子。名は紹仁(つぐひと)。儒学を好み、典礼格式を重んじた。漢詩集「鳳啼集」がある。
さが‐てんのう【嵯峨天皇】
[786〜842]第52代天皇。在位809〜823。桓武天皇の皇子。名は神野(かみの)。「弘仁格式」「新撰姓氏録(しょうじろく)」などを編纂(へんさん)させ、蔵人所(くろうどどころ)・検非違使(...
だいご‐てんのう【醍醐天皇】
[885〜930]第60代天皇。在位897〜930。宇多天皇の第1皇子。名は敦仁(あつぎみ)。藤原時平・菅原道真を登用し、延喜元年(901)に菅原道真が藤原時平に讒(ざん)されてからは、時平を重...
ふじわら‐の‐ただひら【藤原忠平】
[880〜949]平安中期の公卿。基経の子。諡号(しごう)、貞信公。兄時平の死後、摂政、のちに太政大臣・関白となる。時平の遺業「延喜格式」を完成。日記「貞信公記」がある。
ふじわら‐の‐ふゆつぐ【藤原冬嗣】
[775〜826]平安初期の公卿。嵯峨天皇の親任を得、蔵人所(くろうどどころ)設置により蔵人頭となり、以後要職を歴任。「弘仁格式」「内裏式」などの撰修を行い、一族子弟のために勧学院を設けた。閑院...