クーパー【James Fenimore Cooper】
[1789〜1851]米国の小説家。海洋小説と開拓時代の辺境生活を主題とした歴史的小説を書いた。作「モヒカン族の最後」「大草原」など。
こう‐せき【高適】
[702ごろ〜765]中国、盛唐の詩人。渤海(ぼっかい)(山東省)の人。字(あざな)は達夫(たっぷ)。辺境の風物を歌った詩にすぐれた作が多い。こうてき。
シェン‐ツォンウェン【沈従文】
[1902〜1988]中国の小説家。本名、沈岳煥。湖南省出身。「辺城」など西南辺境を舞台にした小説を書いた。中華人民共和国建国後に、非政治性を批判され自殺をはかる。のち、考古学の研究に転じ、大著...
しん‐しん【岑参】
[715〜770]中国、盛唐の詩人。江陵(湖北省)の人。西域の節度使の幕僚として辺境に滞在した体験から、辺境の風物を多くうたう。辺塞(へんさい)詩人として高適と並び称される。
ハドリアヌス【Publius Aelius Hadrianus】
[76〜138]ローマ皇帝。在位117〜138。五賢帝の一人。スペインの生まれ。行政改革を行って内政を整備し、また、パルティアと和し、ブリタニアに長城を築くなど辺境の防衛を強化した。
はん‐ちゅうえん【范仲淹】
[989〜1052]中国、北宋の政治家。蘇州(江蘇省)の人。字(あざな)は希文。諡(おくりな)は文正公。辺境を守って西夏の侵入を防ぎ、その功により参知政事(副宰相)となった。「岳陽楼記」中の「先...
マルクス‐アウレリウス‐アントニヌス【Marcus Aurelius Antoninus】
[121〜180]古代ローマの皇帝。在位161〜180。五賢帝の最後の皇帝。辺境諸種族との戦いに奔走する一方、ストア学派の哲学者としても知られ、哲人皇帝と称された。著「自省録」。
ラティモア【Owen Lattimore】
[1900〜1989]米国の東洋学者。第二次大戦前後に中国辺境地帯を踏査して内陸アジアを研究、大戦中は蒋介石の特別顧問となる。1945年には、対日賠償使節団の一員として訪日した。著「中国」「アジ...