残る/居残る/とどまる の解説 - 小学館 類語例解辞典

残る/居残る/とどまる の共通する意味

他の人がいなくなった後も、なお、その場所、地位、組織などにいる。

英語表現 to remain

国語辞書で調べる 残る 居残る とどまる

残る/居残る/とどまる の使い方

残る 【ラ五】
▽ここに残って後から来る人を待つ ▽相談役として会社に残る
居残る 【ラ五】
▽居残っている者は、早く帰りなさい
とどまる 【ラ五】
▽死ぬまでこの地にとどまる決心をした

残る/居残る/とどまる の使い分け

「残る」は、「菓子が一つ残る」「疲れが翌日まで残る」「歴史に名が残る」など、人以外に関してもさまざまに使われるが、「居残る」「とどまる」は、人に限って用いられる。
「残る」よりも「居残る」の方が、作為的な感じの意味合いが強く、あまりよい意味に使われないことの方が多い。特に、名詞「居残り」は、その傾向が強い。「罰として全員に居残りを命じる」
「居残る」は、「昨日も十一時近くまで居残っていた」のように、残業する意で用いられることもある。
「とどまる」は、動かないで、その場所(地位)にいる意。「現地にしばらくとどまる」「十年も首相の座にとどまっていた」のように、「残る」が、他の人が去ってしまっても、その場所(地位)にいるのに対して、「とどまる」は、他の人の状態には関係なく、本人がその場所(地位)に変化なくいる意。「留まる」「止まる」とも書く。

残る/居残る/とどまる の関連語

とどめる 【マ下一】
先に進めないようにする。また、後に残す。「留める」「止める」とも書く。「足をとどめる」「原形をとどめる」「歴史に名をとどめる」

残る/居残る/とどまる の類語対比表

ひとり…て仕事をする村に…て農業をする現職に…消去法で…た人々
残る-っ○-っ○-っ○
居残る-っ○-っ△-っ-
とどまる-っ△-っ○-っ-

カテゴリ

#物の動き#存続

残る/居残る/とどまる の類語 - 日本語ワードネット

残る の類語

後に残る の意

他よりも長生きする の意

居住する の意

残されている; 人、質問、問題、結果、証拠、その他の の意

あとに留まる の意

居残る の類語

残されている; 人、質問、問題、結果、証拠、その他の の意

場所、位置、または状況が続く の意

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